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江戸東京ぶらり旅

江戸東京ぶらり旅

丸山古墳<港区芝>

東京タワー.JPG


港区の芝公園です。東京タワーがよく見えますね。
それで,この公園の南の端っこ,芝東照宮の裏手ですが,何と古墳があるのですよ。その名は,芝丸山古墳。

梅の木の植えてある平坦地,民家のの裏手あたりに,こんもりとした山とも丘とも言える高まりへ登る道があります。
ここをてくてくと登っていくと,途中にちっちゃな神社,円山稲荷があります。
この稲荷の上,こんもりとした丘全体が丸山古墳,東京都内で最大の古墳,ちゃんと碑が建っていましたよ。
前方後円墳,全長106m前後,後円部径約64m,前方部前幅約40mあるとのこと。
ここからは埴輪も出土しているそうですよ。

丸山古墳3.JPG


この都内のど真ん中につくられた古墳を利用して,江戸時代に全国を測量して日本地図をつくった伊能忠敬。
彼が測量の訓練を,ここでしたのですね。
その顕彰碑がここにあるのです。
彼の作った地図はつなぎあわせると,どこもびたっと合う。ただちょっとだけ,ほんのちょっとですがずれるところがあったのです。
測量の誤差というよりは,地球が丸いということからくるずれなのですね。
球面を平面にすると,その図はどこかでずれますよね。
言ってる意味分かります?
それほど彼の測量技術はすごかった。

丸山古墳5.JPG


ついでに,おまけです。
これが伊能忠敬のお墓です。ちょうど浅草の西北,合羽橋商店街の西のはずれのとあるお寺。
その道路を隔てた隣のお墓の列の中にあるのですね。自分よりも若い者を先生と慕い,測量の技術を身につけ,自分の年齢にも負けずに,とうとう日本地図をつくりあげた人物。
偉いですね。

伊能忠敬4.JPG


    

    


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