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江戸東京ぶらり旅

江戸東京ぶらり旅

渋谷駅界隈

忠犬ハチ公・道玄坂を歩く


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 私の家がある原宿だって渋谷区神宮前1丁目という住所。でもJR山手線原宿駅の南隣の駅が渋谷駅,渋谷と言えば「忠犬ハチ公」ですね。JR山手線でも井の頭線でも東横線でも結構,表示に従って駅の外へ出ると,老若男女わんさと待ち合わせをしている中に,犬の像がありますよ。

 このワンちゃん,牡の秋田犬で,大正12年大館市の斎藤さん宅で生まれました。その頃,東京帝大の上野英三郎教授が純粋な日本犬を捜していました。それで,教え子たちはたまたま知り合いの斉藤さんから子犬をもらうことを思いついたのですね。上野先生はこの子犬に「ハチ」と名付け可愛がりました。やがてハチは成長し,教授の送り迎えもするようになったのです。

 大正14年5月のある日,上野先生は大学の教授会で脳卒中のため倒れ突然亡くなりました。上野先生の死後,顔なじみの小林さん宅に預けられることになりましたが,ハチは相も変わらず渋谷駅改札口前まで行ってじっと座って上野先生を待ち続けたのですね。けなげなハチの姿に多くの人々が感動し,昭和10年にはこのことが海外にも紹介されて,映画にもなりました。ところが残念なことに,ハチは今では予防注射で防げるフィラリアにかかり3月8日,13歳で亡くなったのです。ハチは青山霊園の上野教授とともに眠っていますよ。忠犬ハチ公像が駅前に建てられたのは昭和8年のこと。戦時中,金属供出でハチ公像は姿を消しますが,地元の有志や駅長の努力にで昭和23年に再建,現在に至っています。


 ハチ公を見学したら広い通りに目を向けましょう。ここが「道玄坂」。左方向(西)へ道なりに少し進むと,道玄坂下の交差点,東急本店の隣に平成元年にできたBunkamuraへの通りに分かれます。コンサートホール,劇場,美術館,映画館を備えた総合文化施設で子供から大人まで楽しめますね。また,観世流の能や狂言を上演する観世能楽堂,発電所から家庭までの「電気の旅」を展示した電力館,たばこと塩の博物館,NHKスタジオパークなども歩いていける距離にあります。渋谷は決してヤングだけの街ではありません。

 今は文化村へは行かず,道玄坂を上っていきましょう。この道は昔から相模国(神奈川県)へ通じる道路として重視され,大山道(おおやまみち)と呼ばれていました。かつてこの坂に道玄という山賊がいて,だからこの坂を「道玄坂」と呼ばれるようになったそうですね。道玄坂を上りつめた道玄坂上(道玄坂2-10),マークシティの裏手には「道玄坂道供養碑」が建てられています。供養碑には「道玄坂」の由来や与謝野晶子の歌が刻まれています。

 与謝野晶子歌碑

  母遠うて瞳したしき西の山 相模か知らず雨雲かかる

 ところで,この忠犬ハチ公にあやかって「ハチ公サブレ」や「ハチ公プリン」があるということ,知ってましたか? 「えっ? そんなのあるの? うそ」と若い子から言われますね。ところがどっこい,あるのです。写真をクリックしてください。

ハチ公サブレ(10枚入り)   ハチ公プリン(6個入り)

ハチ公物語   記憶のなかの街渋谷   ほんとうのハチ公物語


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