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カテゴリ:仕事
昨年の来場者10万人以上。
我が国最大級のエコプロダクツ展示会に行ってきた。 会場は東京ビックサイト。 エコプロダクツとは、 地球環境への負荷を少なくした製品やサービスの総称のこと。 いまや、大手メーカー等はもちろん、あらゆる段階の企業も、 それから消費者の側も、 無視しては暮らせなくなっている、 もっとも現代的な商品群のひとつである。 展示会の会期は12月9日からの3日間。 経済産業省環境省、交通省、国土交通省、東京都、埼玉県、 神奈川県、千葉県などが後援をしている。 会場は、平日だというのにすごい人混み。 さすがに平日の東京ビックサイトというだけあって、 会場にはスーツ姿のビジネスマンが多く、ほとんどが商用のようだが、 食品や化粧品、日常雑貨、アパレルなどの小売りブースもあり、 明日土曜日の女性客、一般客へのPRも考えられている。 今年で開催は6回目なのだが、回を追うごとに出店も増え、 今回は450以上の企業や団体がブースを構えている。 大手では東芝、イオン、オリンパス、オムロン、コクヨ、サントリー、 宝酒造、東京ガス、東京電力、トヨタ自動車、東日本旅客鉄道(JR東日本)、 リコー、シャープ、富士通、トステム、三菱電機、日立、 コニカミノルタ、富士ゼロックス、富士フイルム・・ などが名を連ね、 商品やパネルなどを効果的に使って大々的に活動報告をしている。 上記のような体力のある企業では、 各社が独自に作製した環境報告書を無料配布している。 このクラスでは、各社50ページ前後の小冊子をきちんと用意しており、 例えばトステム、富士通あたりだと、A4サイズカラー判で編集も見やすく、 相当量の数値データ、絵資料を掲載しており、読み応えがある。 また、法政大学環境系総合サークルのブースでは、 今回の主だった参加企業が用意している環境報告書について、 簡単な比較レポートを無料配布しているので、 覗いてみると道案内になるかもしれない。 もちろん、大手企業だけが光っているわけではない。 むしろ、中小零細企業・団体のほうが、不慣れながらも相当に創意工夫をしている。 そのエコプロダクツに関する活動内容をブースいっぱいに アピールしていて、 内容に差異がきちんと出ており、単純に興味をひかれた。 フェアトレードを支援する団体が輸入販売するコーヒーの試飲会、 間伐材を使用した自社製品の紹介、 埋めると土に戻るような商品の展示、実演。 いろとりどりだ。 9,10日はセミナーも充実しており、 こちらがビジネスマンには人気だったようだ。 環境管理会計セミナー、 エコマテリアル研究シンポ、 廃棄物リサイクル・ガバナンスガイドラインセミナー、 環境と金融セミナー、 ITと環境シンポ、 など二日で16のセミナーが会議棟会議室で開かれた。 (三日間で20セミナー) ただし、満席表示が目立つ。 早く予約しないと無理なようだ。 さて。 私の歩き方は。 午前11時すぎに会場に到着。同45分からツアーに参加。 これは東京大学大学院で環境学を専攻している 研究生が案内・解説をしてくれるツアーで、参加者は二〇名前後。 テレビ局、プレスも同行していた。 ちなみに、ツアーは五種以上用意されており、 硬軟さまざま。ガイドも真面目な研究生、だけではなく、 健康に良い食専門の人、自然を愛することが専門の人、などいろいろだった。 私の参加したツアーでは、一時間ほどで7ブースほど周り、 産学官がそれぞれ今どんな活動を行っているのか、 一般の人がもっている環境保全のイメージと実態とのギャップはどうか、 などをざっと広く解説してもらう。 さて。 ツアー後は、予備知識がついたところで、 会場の地図と出店者一覧詳細を見ながらビックサイト内の 香港飲茶の店で昼食。 (しょっぱくて、×でした) 地図をアタマに入れてから、会場にもどり、 (入場登録を一度すれば出入りは自由。ちなみに、入場料は無料) 法政大学のブースで資料をもらい、 感心ある企業を中心に全体を見て回る。 会場は広く、政府関係、自治体、住宅建材、家電、自動車、 サービス、大学・ベンチャー、エネルギー、 素材・流通・食品・玩具・文具、事務機、NGO・NPO、 と分かれているので大づかみする。 感心のある業界(仕事で絡む業界)では担当者をつかまえて 取り組みの詳細を質問する。 資料をもとに、環境経営報告書を用意している企業では必ずもらう。 先に書いた企業を含む20数社の経営報告書を入手する。 という風にして利用した。 報告書やパンフレットは自分の仕事の資料にするため、今夜これから斜めに読む。 情報収集は非常に効率が良かった。 今回に限らず、東京ビックサイトのビジネスショー・展示会は さっと時代を掴むにはとても効率がよい。 全国から、ときには海外からも業者が集まるので、 ヒントをもらうために年に数回は足を運んでいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.10 19:01:17
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