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トリプル向日葵の日記 トリプル向日葵さん
豆福 ~ミトコンド… 豆福1130さん
2013年02月25日
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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:カテゴリ未分類
皆さんは、モハメッド・アリ(カシアス・クレイ)というボクサーを、知っていると、思います。

元、ボクシング、ヘビー級の世界チャンピオンです。

アリの映画は、たくさんありますが、ウイル・スミスが、主演している、「アリ」という映画が、一番わかりやすく、面白いです。

興味のある方は、ぜひ、観てみてください。



彼は、1936年、18歳の時に、ローマオリンピックで、金メダルを、獲得したのですが、故郷のケンタッキーのレストランで、その直後に、酷い人種差別をうけ、この金メダルを、ケンタッキーの川に、捨ててしまったそうです。

その後、24歳の時に、

「ベトナム戦争に行け!」

という、「徴兵カード」が、彼のもとに、届いたのですが、これを、頑固として拒否し、たくさんの人々の目の前で、この「徴兵カード」を、焼いてしまったそうです。

そのために、懲役5年、罰金1万ドル、チャンピオンベルト剥奪、ボクシングライセンス剥奪など、裁判所から、厳しい判決を、いいわたされています。

その時のアリのインタビューを、ある記録映画で、見たことがあるのですが、アリは、「徴兵拒否」の理由について、

「べトコンには、文句はねぇ!」

と言っていました。

これは、

「どうして、なんの恨みもない、ベトナムの人たちと、自分が、喧嘩をしなくては、いけないんだ? 偉大なボクシングの世界チャンピオンである俺が、そんな弱いものいじめのような、卑怯な真似が、できるか! 冗談じゃねぇ!」

こういう意味だったのだそうです。

本当に、そのとおりです。

もっともな意見だと、思います。

ただ、その当時、このような人間として、当たり前の意見を言う人は、ほとんどいなく、アメリカ社会でも、大ヒンシュクだったそうです。

「生意気だ!」

「愛国心がない!」

「非国民!」

などと、さんざん悪口を、言われたそうです。

その後、1971年には、裁判の末、最高裁判所から、「無罪」を、勝ち取るのですが、裁判費用で、ボクシングで稼いだ大金のほとんどを、使い果たし、貧乏になってしまったそうです。

しかし、さらに、その後、1974年には、アフリカのキンシャサで、有名な奇跡の生還、つまり、再び世界チャンピオンになるという快挙を、やってのけたのでした。



1981年に、パーキンソン病にかかり、引退していたのですが、このアリが、再び、私たちの前に、その勇姿を現したのは、1996年のアトランタオリンピックでした。

アメリカのアトランタという土地は、世界で、もっとも人種差別が、激しいとも、言われているそうです。

この時のオリンピックでは、「差別のない平等な社会」が、テーマだったそうですが、開会式の聖火ランナーが、会場に走ってくる間、会場のスクリーンには、「マーチン・ルーサー・キング牧師」の「I have a dream(私には、夢がある)」の演説が流れて、人々の感動をよんでいたそうです。

その後、直前まで、内緒にされていた、最終ランナーが、走ってきました。

そのランナーが、アリでした。

私は、この場面を、当時、アメリカの家のテレビで見たのですが、とても感動的でした。

パーキンソン病で、震える手で、聖火を握り、点火していました。

その時には、クリントン元大統領とオリンピック委員会から、彼が、60年前に、ケンタッキーの川に捨てた、ローマオリンピックの金メダルの再交付が、行われました。

そして、アリ夫妻が、ミシガンの自宅に、戻った時には、世界中からの手紙の山だったそうです。

身体障害者、共和党員、黒人、白人、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒、60年代の活動家など、たくさんの人々から、感動したという趣旨の手紙が、届いていたそうです。



アリは、その後、「911テロ」の時も、救援コンサートを、開催したりして、積極的に、世界の平和と安定のために、活動しているそうです。

湾岸戦争の時には、直接、フセイン大統領と会い、10人のアメリカ人捕虜を、解放するのにも、成功しています。

アリは、ハーバード大学での講演会のとき、学生から、

「何か、即興の詩を、詠んでくれ。」

と頼まれ、パーキンソン病の苦しい体調で、世界一短い詩を、詠んだそうです。

「Me !  We ! (俺、俺たち)」

だったそうです。

何か、深い意味があるかも、しれません。




私は、アリのように、時代の流れに関わらず、自分の信念を貫く男が、大好きです。

あの時、ほとんどのアメリカ人が、

「みんなが、ベトナムに行くからしょうがない。国家の命令には、逆らえない」

と賢そうなことを言って、ベトナムに行き、たくさんの殺人をしました。

「戦争だから、しょうがない…」

これが、彼らの言い訳でした。

しかし、その時に、世間の流れに負け、良心を殺して、人殺しをした人たちは、今でも、やはり後悔している人が、多いと思います。

アリのような人たちが、もっとたくさん出てきたら、地球は、もっと早く、よくなるような気がします。





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トーマ

toma_atlas@yahoo.co.jp



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Last updated  2013年02月26日 02時17分31秒



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