コンサート:BCJ第65回定期演奏会「華麗なるコンチェルトの夕べ」
■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン(管弦楽)■日時:2004年11月30日(火)19:00~■会場:東京オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)■曲目:チェンバロ協奏曲 ニ長調 BWV1054 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052 オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064もうこんな昔のことは覚えておらん(って無責任な……現在2005.2.24)。どれもだいたい良かったんじゃないかな(すごい無責任)。ひとつだけ覚えていることがある。4曲演奏し終わって拍手鳴り止まぬ場内に鈴木雅明が出てきて挨拶した。そのときに、「3つのヴァイオリンのための協奏曲」について(あるいは他のも?)、プログラムノートでは●●編をやると書いておいたのに、蓋を開けてみたら▲▲編でごめんなさい、というようなことを断っていた。それから、アンコールで●●編(わからないの、ごめんなさい、知りたい方はバッハに詳しいヒトを探して聞いてね)をやりますと言ってくれた。●●編を聞いたら、至極シンプルだった。ヴァイオリン部分は本当に3つのヴァイオリンしか弾かない。▲▲編では3人プラス6人くらいのヴァイオリンパートがあって、聞きながら「女学生のおしゃべりみたいだな」と実は思っていた。綺麗は綺麗な曲なんですよ、でも「かしましい」の(笑)。それが●●編ではすっかりなくなって、非常に落ち着いた曲になっていた。3本の絡みだけでも十分美しい。私はハーモニーを重ねる曲が好きだけれど、これに限っていえばシンプルな●●編のほうがいいなと思ったのだった。と、それだけを覚えている。