パソピア通信 オンライン版

2018/02/22(木)18:06

季節の言葉 シミル春 第27号

パソピア通信(101)

​​​​​​​立春もとうに過ぎて、暦の上では春の始まり、と云う季節を迎えたのですが、此のところの寒さは春の始まりどころの話ではありません。 まだ厳しい冬の真っただ中と、いったところです。 新潟、北陸、山陰地方はじめ日本列島、北から南へと大雪のニュースが連日報道されていて・・・。 豪雪による交通機関の運休、主要道路での車の立ち往生。 『除雪進まず、物流途絶え』 (北陸、ゲリラ豪雪、暮らしを直撃) などの文字が新聞紙上に踊っています。 これも異常気象の影響? 立春になりますと、以前は冬至の頃に比べ日脚が1時間程伸びるので、太陽の光は力強さを増し、優しい暖かさを感じる日が、かなりあったように思います。 【昔から畳一目、日脚が伸びると言われていて】  ところが、今年の寒さは、尋常な寒さでは無い。 つい2~3日前、近所の方から 「今朝は、大変寒かったですね!」 と、こんな言葉を掛けられ、私も思わず「お寒御座います」と・・・。 自宅に戻る途中、思い出した子供の頃を・・・。 道を行きかう大人たちの朝の挨拶を! 『今朝もエラク、シミやしたんな~』 『そうでやすんな~』 と、こんな具合で! この言葉は昔、長野県全域で用いられていたと言われている、凍てつくような寒い朝を迎えた日の挨拶言葉だったと思います。 【シミルは、厳しい寒さのため野菜など物が凍る】 と云う意味だそうです。 それにしても、まだ『シミル』日は、日本列島に居座るつもりなんですかね? 寒さで体を丸め、『チヂコマッテ』歩かなくても良い、ポカポカ陽気に包まれる春が待ち遠しい。 温かい春よ、早く来い!   マンサクは薄日の力溜めて咲く 木々の芽吹きにさきがけて開花するマンサクの名は「まず咲く」や「真っ先」が変化したものとも、たくさん花が付くことから「豊年満作」から命名されたともいわれる。 薄日とは、雲を通して差し込む弱々しい日差し。 春とは名のみのまだ頼りない日の光をかきあつめるように咲く花の姿には、けなげなたくましさが感じられる。 太陽に向かって大きく開かれた枝は全ての力を解き放ち、今、黄金色に輝く。 (信濃毎日新聞より) ​​​新聞を見て​​​ 確か昨年の12月中頃の新聞だったと思います。 90歳を過ぎて、今尚現役で活躍している弁護士の書いた本の一部が紹介されていて・・・。 『人は、正しいことを言うときには少し控えめに言いなさい!』 と書かれていました。 その文章を見たとき私は、何年か前の自分の言葉が思い出され 「はっ!」と。 それは、仲間の気持ちも考えず、はっきり 『あなたの書いたことは間違っています』 と、ドン・ピシャリ。 あの時、彼女はどんなに悲しく恥ずかしい思いをしたのでしょう。 折角親しくなり、親切にお付き合いをしてくれた仲間の1人を傷つけてしまったこと、そして自分も傷つき、悲しく、何とも言えないむなしさを感じた事。 大切な友達に、仲間に、もっと、思いやりのある心で接していかなければ、と反省することしきりです。 2018年3月発行​ 編集:メリー ​​​​​​​

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