パソピア通信　オンライン版

当時、私の父が海運工廠に徴用され、4年生の3学期に愛知県豊川に移り住んでいたのですが・・・

昭和20年６月20日未明、隣接した豊橋市にＢ２９の１３６機から焼夷弾が投下されました～～！
　　　　

街は燃え上がり、空まで真っ赤になりました！

空襲警報中なのに皆、防空壕から出て次々燃え上がる街を只、呆然と見上げていました。

誰かが「新聞が読めるぞ～！！」
そんな声が聞こえてきました。

街は焼け野原と化しました。
この頃から小中都市への空爆が始まった様ですね。

わが街、豊川海軍工廠も広島原爆投下（８月６日）の次の７日に爆撃を受けました。

爆弾は3256発落とされ、海軍工廠が壊滅し2500人以上が犠牲になってしまったと聞いております！

私の家は工廠から1キロ離れておりましたが・・・物凄い爆音！！
地響き！

防空壕の中で布団を被り耳を抑えて震えておりました。
約１時間の空爆でした。

父が夕方、工廠から帰ってくると、女子学徒（13歳～15歳ぐらい）が大勢、折り重なって倒れていた！（亡くなって）いた！と・・・。
父は胸が詰まって夕食は摂れませんでした～～！


そんな中、工廠の近くの郵便局は辛うじて助かりました。
８月12日は、私の誕生日だったんですよね！！

信州の、別れて来た友達から11日にバースデイプレゼントが届いたんですよね！
あの様な混乱した中、日本人って責任感が強くて・・・感動しましたね！


ちなみに、伊勢湾台風にも遭いました～～！

昔は、雨戸は木でしたので、雨戸とガラス戸を突き破って、瓦が飛んでくるんですよね！

家じゅうで、畳を盾にして、必死で抑えて風の立ち去るを待ちました。

信州に居ればこの様な事は無かったと思いますが・・・。

引っ越して来たのは、良かったのか

悪かったのか