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カテゴリ:ドラマ・映画・バラエティ/アニメ以外
キヨタンの墓前で出会う、母親二人 被害者と加害者 だけれども、同じく子供の事で苦しく悲しい思いを抱えている 同じ・・・一人の、母親 -------------------------- 公式サイトはコチラ 少年が少年を殺めてしまう事件を通し、被害者・加害者、それぞれの家族の思いを描く物語。 -------------------------- 墓前で、土下座をして謝る加害者の母・さつき 顔を上げて、という言葉にも答えられずに伏せたまま・・・。 そんなさつきを見て、被害者の母親の言った言葉 「あなたがどんなに苦しんでも、私は楽にはならないんです おそらく、これからも、ずっと」 「生きてください。 清貴のために・・・貴方のお子さんのために」 この言葉には、本当に、色々な意味が含まれている深い言葉だと感じました。 こんな言葉を言えてしまう、この母親は本当に・・・凄いとしか思えません。 自分の子供を殺した家族なんて居なくなってしまえばいいと思う気持ちはあるはず でも、その気持ちをぶつけても、自己嫌悪になるだけだし、なにより・・・ 死んでしまった自分の子供は、それを望んでいるのだろうか?と思う気持ち。 物凄い心の中での葛藤があるものと思うし、それと正面切ってぶつかり 乗り越えようとするその強さ・・・。 自分がそんな立場だったら、そう思えるだろうか? この母親からも、色々と感じさせてもらえるものがありました。 そして1年後、施設から出てきた智也君 新しい学校、新しい環境、温かく迎えてくれる家族 それでも消えない大きな不安を抱える小さな身体と心。 祖母の書道教室は、生徒が居なくなり教室はなくなっていた。 父は仕事が変わっていた。 あの頃の生活には、あの頃の自分には戻れない もう2度と、あの頃には戻れない、戻る事は出来ない 戻っちゃいけない 自分は幸せになっちゃいけない 変えてしまったのは、すべて 自分のせいだから すべて、自分の責任 自分はここに居ちゃいけない 自分が居るからみんなに迷惑をかけている 自分の居る場所は、どこにも無い 自分なんて 生まれてこなければ良かったんだ あの時から、きっとずっと、この思いを抱えていたんですね・・・。 自分なんて、居なければ良かった 自分なんて、生まれてこなければ良かった 自分は、一切の嬉しさ・楽しさ・幸せを感じる事は許されない、と・・・。 生まれてこなくていい命なんて、この世に一つも無い 自分の抱えていた思いを吐き出した事で、智也君も そして親も、家族みんなが、それぞれの思いをぶつけたシーンに(T□T) 涙!! お互いが吐き出せたことで、本当の理解はまだだけれども お互い、やっと・・・第1歩を踏み出せた。 そして、「命」の大切さを本当に理解できたのは・・・ 自分に弟が生まれた時 その小さな命 自分の家族 自分の兄弟 自分が「守る」弟 家族が家族を思う心は「責任」では無い、という事 何があっても、「迷惑」なんて思う事は、絶対に無い、と・・・ 小さなこの弟の命に触れて、言葉ではなく心で理解できた瞬間・・・。 ここで、本当に心から思ったのでしょう 「清貴君・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」 繰り返し繰り返し言い続け、涙を流す智也君が・・・(;; 本当に理解した智也君にとって、これからが本当に辛い人生になるのだと思います。 そして、それを忘れずに生きていくことが、自分にできる事なのだと それを理解するのにも、この先の道は決して緩やかなものではないけれど ・・・それを支えて、分かち合い、信じあい、強い絆で、強い心で生きていく 母親・父親・子供、それぞれに思う事、それぞれの立場、目線、視点 重い題材を、深く、色々な角度から見せて、考えさせてもらえた作品でした ☆拍手ボタンでっす☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.25 01:31:29
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