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テーマ:アニメあれこれ(26079)
カテゴリ:学園黙示録H・O・T・D(終)
極限状態での生存本能と自己防衛行動 奴らに分断されてしまったため、みんなとは別ルートをとる事になった孝と冴子 今回は、この二人のお話でしたが パニック作品には、必ずと言っていいほど出てくるエピソードですね。 一瞬も気を許せない張り詰めた緊張感の中で過ごしてきた時間 多数の仲間と居る時は、連携を考えて、一人一人の動きの中で 自分はどう動くか、というのをトータルして考えて行動するけれど 二人きりになると、自分とその相手だけ 二人きりの連携プレーとなるわけで、当然、その人だけを見る その人だけを見て、その人の事だけを考えて、その人と上手くやっていくには 自分はどう動いたらいいのか、考えが一点に絞られる これって、好きな人を見ているのと同じ状況なわけですよねw そして、危険にさらされている危機感から来るドキドキ感というのは 恋愛からくるドキドキ感と、基本的に同じ分類のものらしいですので 恐怖から来ているドキドキが恋愛感情のドキドキと同じなので脳内で錯覚を起こすようです。 (と、その昔、パニック映画について語る番組があって なぜそういう二人は恋愛に落ちるのかを説明しているのを聞いただけなんですが) 多少なりとも嫌いなタイプではなければ、違和感無くそっちへスライドするんだろうなw 孝の場合・・・ 今までの戦いの中で、冴子はいつも冷静・的確な判断と行動をしていて 強く頼りにもなる、尊敬と憧れの安心感(この人が居れば大丈夫)を 抱いていた相手なはずなので、強い人という像が出来上がってたはず。 そこにきて、実はやっぱり普通の一人の「女性」である面とか「弱い面」とかを 見てしまったら、改めて気付く事も多いだろうし、何と言っても・・・ 冴子が抱えている重いものを知ってしまったという状況 冴子の場合・・・ 川の中洲でひと休みが出来て、少し緊張感が消えた所に、 二人きりだという状況、改めて一人の男の人として意識して見るという状況 今まではみんなで戦っていたけれど、二人きりという事で、しまいこんでいた心が 少し出てきてしまった事に気付いてしまった事 その閉じ込めておいた蓋を開けるきっかけになったのが中州での孝のひとこと 「冴子さんは、やっぱり好きな人とかいたんですか・・・?」 「私にも・・・好きな男は・・・いたよ」 なんで孝がここでこんな事を聞いちゃったんだ?というのはありますがw 中州まで来る道中で、二人きりになってやっぱり頼れる強い存在だと確信したり でも、川に車ごと飛び込んだ時に水浸しになって服がスケスケになった事を 恥ずかしがる、という「普通の女子」という部分を見てしまったというギャップ 孝の中で冴子が「頼れる仲間」というくくりから、「一人の女性」になった 今までとは違う感覚になって行ったんじゃないかと。 冴子もマンションでは殆ど裸エプロン状態だったのに、恥ずかしがらなかったのに 水をかぶって、服が透けるほうが恥ずかしいと感じるのか、とw 裸エプロンのほうがよほど恥ずかしいと思うのですがw その時は、みんなもいたし、孝の事も「仲間」として見てただけで「男」として意識してなかったのかなと。 そして中洲からの脱出 奴らの中を振り切って公園へ向かい、音に反応する奴らの修正を利用し 車を噴水に固定し車のエンジン音をだしっぱなしにして、その隙に逃げる という作戦でしたが 逃げる時、次々を奴らを木刀で倒して行く冴子に、突然の異変が・・・。 いつもどおり、鮮やかな刀さばきで奴らを倒していく、その手が突然止まった・・・ 目の前には奴らの化してしまった子供たちが迫ってくる 孝は動けなくなった冴子をかばいつつ、神社に逃げ込み・・・ そこで聞いた冴子の心の中 動けなくなったのは相手が子供だったからでは無い 冴子の心には、深く黒い汚れた闇があった それは 人を殺める事に対して快楽を感じる自分がいる、 それこそが自分の本質だという事 正義のためではなく、奴らと戦い倒す事に悦楽を感じている事を 奴らと戦っているうちに、強く強く感じてしまう自分が怖くなった、と。 こんな汚れた心、黒い闇に包まれた自分、人としての烙印を押している冴子 語る冴子の口を止めた孝・・・暗転・・・そして朝・・・決定打ww 今まで、戦闘能力も高く、いつも冷静で的確で、真の強い人だと思っていたのに 急にこんな重いものを背負っている事や、弱い部分を見せられちゃねぇ・・・ そして、出かけようとすると、なぜか奴らが集まってきている!? 振り切って走っていこうとするけれど、冴子は自分のその心に恐れを抱いていて動けない 理由が必要なら 僕が与えてやる 例えお前がどれほど汚れていようと 僕はお前に憧れ続けてやる お前を最高の女だと信じ抜いてやる だから死ぬな! 僕を死なせるな! 僕のため、全ての罪のため、本当のお前であり続けろ!! 自分が生き抜くために利用した行為かもしれない でも、それはお互い様な事であって、だからといって悪いとも良いとも言えないだろうし。 (しかし、こういうパニック状態がおさまり、通常の日常に戻った時に 果たしてその気持ちが本物だったのか、その時の感情だけだったのか、というのは その時にならないとわからない事なので、考えないほうがいいと思うw) 立ち直った冴子と共に高城の家へ向かう道は、ラブラブ度満開でしたねw 小室君、から、呼び捨ての「孝」へ 冴子さん、から、呼び捨ての「冴子」へ そして、今まで見せた事の無い、女性としての顔 誰かに頼っている、信頼しているその表情 「責任・・・とってくれるね」 「望むことろ!!」 冷静な目で見れば、お前は麗の事が好きだったんじゃないか? こんな時に何をやっとるんじゃい!?と思うかもしれないけれど それは、あくまで、普通に過ごせている日常を暮らしていれば働かない感情は こういうパニック状態にさらされている精神状態では、十分起こり得ると思う。 通常の精神では生き抜いていく事は出来ないのではないかと。 生き抜くために働くのは、やはり本能の部分が強く出ないと 生き抜くという選択肢を取れないのだろうな。 極限に張り詰めた緊張状態が続く中で、一瞬でも、その緊張が解けたとき まともに考えると、脳も精神も、きっと狂ってしまうと思う。 考えるべきは、「生き抜くこと」、それが生き物であるが故の逆らえない本能 訓練を受けたプロならば、ある程度精神鍛錬は出来ているでしょうけどね^^; 生き抜くための理由付けは、たくさんあったほうが精神的に安定していくだろうし。 で、大体こういう人に死亡フラグがチラチラと見えてしまい・・・ 冴子さんは、結構好きなキャラだな~と思って見ていたので、生き残って欲しい・・・ さて、こうなるとみんなと合流したあと今まで通りの関係性でいられる? という部分が出てきそうですね。 高城は二人を見ただけで感じ取ったようだし、 麗もあの性格なので、もっとウザくなりそうな気がします 今までひとつだったみんなの気持ちがバラバラになりそうな予感が・・・ 最悪、そのせいで何かが起こりそうな予感も。 ☆拍手いつも感謝デス☆ ↑Twitter なんかブツブツと呟いてるかも
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最終更新日
2010.09.02 13:27:04
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