「ハウルの動く城」をヒルズで観る。スタートの展開をはじめ退屈することなく時間を過ごせるが、話の深みに欠ける気がする。特にラストはねえ。宮崎ワールドでラブストーリーにしようとすると妙に子供っぽくなってしまうのか。
ビッグカメラに用があったので有楽町へ。夕飯をどうしようかと迷って、はじめてのギーニョギーニョ(千代田区有楽町2-9-1 03-5219-2299)へ。ギーニョギーニョは際コーポレーションとJRのコラボによって2002年2月にオープンした大箱スペイン料理店。場所がどこかわからず、店に紅虎の前から電話すると線路を挟んで逆側だと店の答え。逆側に行ってもみつからず、線路沿いを北側に歩いていくとどんどん店がなくなるのでもう一度店に電話したら、新橋方面だとの答え。線路を挟んで反対側じゃないだろうが。寒いんだからちゃんと説明しろよ。ときれそうになりながら店に向かう。まあ、こういうスタッフの店にまともな店はないんだけどと嫌な予感がしながら…パチンコ屋かと思うようなエントランスの店に入る。かなりの大箱で300席くらいある。際コーポレーションらしく金をかけずに古くなってもあまり気にならないような内装はさすがだが、赤い制服はどうもいただけない。それよりも何よりも料理はかなりひどい。タパスの盛り合わせ(1580円)のムール貝の質は低いしカラオケボックスの料理のよう。ソーセージと野菜の煮込み(690円)は安物のウインナーがたっぷり使われ、マギーブイヨンのようなスープに安っぽい出汁が出てシツコイ。オムレツ(1580円)にはこれまた下品なホワイトソースがかけられ、味が濃い上にくどくて食べきれない。そして石焼きパエリア(1260円)。これまたウインナーが入っていて目玉焼きがのっているのだが、ご飯は味が濃すぎで食べられない。一見安いように見えるが原価はきわめて低く抑えてあるところがプロの仕事だが、もうちょっと食べられる味付けにしてもらえないだろうか。際コーポレーションとJRと言う私にとって天敵のようなカップリングの店に敢て踏み込んでしまったことに反省しきりであった。
口直しにケーキでも買えないかと東銀座まで歩き、途中のガルリカフェルグラン(中央区東銀座5-10-1 03-3289-1550)で和栗のモンブランを買う。家に帰って美味しい紅茶とケーキで口直しすることにした。
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