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2011.04.23
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カテゴリ:芝居
今日は昼からシッターさんに来てもらって、Lucyには申し訳ないのだが、妻と二人で鴻上さんの新作、アンダーザローズを観に行った。鴻上さんは、今日ロンドンから帰ってきたらしい。何でも、急にハルシオンデイズのロンドン公演が決まったとかで、大忙しなのだそうだ。今年は第三舞台の復活公演もあるし、更に虚構の劇団でも8月に公演があるそうだし。そんな忙しい鴻上さんにお会いできて話も出来て良かった。

今回の公演は震災直後、しかも原発事故の後と言う状況でだ。鴻上さんの作品を古くから観ている人は知っていると思うが、彼の初期の作品「朝日のような夕日をつれて」、「宇宙で眠るための方法について」、「プラスチックの白夜に踊れば(後の スワンソングの聴こえる場所)」は核戦争三部作と言われている。それは、核戦争の前、その最中、その後と言う環境(芝居の中では明示的には書かれていないが)の中でそうした差し迫った状況を忘れようと遊ぶ人たちの様、絶望のその後の姿が書かれている芝居なのだ(あくまで私の解釈だ)が、こんな原発事故と言う核戦争に通じるストレスの中で、核戦争三部作とは異なり絶望のあまり笑い飛ばす事も出来ず、祭りや興行も自粛の名の下に中止になっていく状況の中でどんな作品になっているんだろうと興味深々だった。

Lucyはまだ小学1年生だし、これからの小学生生活をずっと放射能と言う見えない恐怖のストレスと戦い続けなければならないのか、そんなストレスがいじめとかにつながらなければ良いがと漠然と思っていたのだが、今回の話はいじめであり、それへの復讐であり、「世間の風」と言う全体主義的傾向だった。

鴻上さんの芝居を観始めてからもう、27年になるが、日本は脱管理とか個性とか言いながら実は自分の不幸を笑い飛ばせないほど、笑い飛ばす事を許されないほど、笑い飛ばす機会すら与えないほど、自由度のない画一化が進んでしまったと言う事なのだろうか。そんな事を感じながら芝居を観ていた。

役者は、前回よりも一層良くなった。特に古河耕史と言う役者。第三舞台で言ったら、小須田さんのような受けの演技が出来て、小須田さんよりも二枚目。虚構の劇団には、今まで小須田さんの役回りが出来る役者がいないように感じていたが、彼は良かった。今回初めて出たのかと思って、芝居の後に鴻上さんに聞いたら、エゴサーチにも出ていたとの事。前作では全く印象に残っていなかったのだが、かつても京さんがリレイヤーで突然良くなった事もあったし、役者ってのはそんなものなのかもしれない。後、小野川嬢の顔が前より丸くなっていた。

芝居を観終えて、すぐに家に帰った。浅草橋駅に、最近羽二重団子の売店が出来たので、羽二重団子を買って帰った。

家に戻って、ちょっとお茶したら、もう夕食の時間。シッターで来てくれた姪と一緒に味農家(台東区鳥越1-5-5 濱田ビル 1F 03-3866-3795)で夕食。4月の初めに週末予約の電話を入れたら、3週間後しか入らなかった。震災の影響はもうなくなっているようだ。実際、店は被害がなかったそうで、3月中こそ予約のキャンセルがあったそうだが、4月になってからは全く変わらないとの事。リーズナブルな店はやはり強い。今回は、大人3人と娘の4人で利用。私は、10品 3500円のコース、妻は7品 2500円のコースをオーダー。10品コースの私は、メイン5品の内3品を選び、7品コースの妻はメイン3品の内2品を選ぶのだが、二人とも全て異なる物を選択し、5品全て食べられるようにした。お通しは、糸こんにゃくと鯛の子。料理は以下の通り。

春キャベツ・ほうれん草・エノキのカラシお浸し(ちょっと味が濃い)、茗荷・レンコン・南瓜のあっさり酢漬け(野菜がシャキシャキ美味しい)、自家製スモークサーモンと新玉ねぎの白和え(優しい味わい)、干いちじく・さつま芋・有馬山椒の煮つけ(いちじくが面白い)、フキノトウ コゴミ 行者ニンニクの天ぷら(衣も軽く美味しい)、鯛とハタの刺身(まあまあ)、春カブ・どんこ椎茸の海藻煮込み(妻のを分けてもらった。しっかりした味付けだが美味しい)、大山鶏とひよこ豆入り新じゃがロール揚げ(レタスで巻いて供される。あまり鶏肉は感じさせず、ジャガイモの甘さが強い。もうちょっと塩が効いても良いかも)、新ゴボウの里芋巻きパン粉焼き(これも妻のを味見。ゴボウを里芋のピュレで巻いて揚げているのだが、これは食感も含め面白く美味しい)、春野菜のキツネ蒸し白アスパラあん(上品な味わいで美味しい)、筍と新ワカメの大吟醸酒カス煮(筍が美味しい。酒粕の風味が微かに残る)、自家製 赤ワインのアイスクリーム(ピスタチオが散りばめられ、酸味もいい感じ)。

Lucyは焼きおにぎりと唐揚をお願いした。ワンプレートに焼きおにぎりと唐揚を盛って、更にLucyの好物の蓮根煎餅をたっぷり盛ってくれて大喜びだった。

かなり満腹だったので、食べ過ぎでお腹を壊してもいけないと思いながらも、どうしても食べたくて無理言って家に帰ったらすぐに食べるからと裏メニューの古漬けチャーハンを持ち帰らせてもらった。家までは数分なので、まだ温かい状態の古漬けチャーハンはとっても美味しく、結局妻と娘と3人でペロッと食べてしまった。

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Last updated  2011.04.24 02:21:38
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