むぎとろの本店に伺ったのはだいぶ前。まだ食べログが始まる前だったので、東京レストランガイドにはレビューを載せていたと思うが、すでに読めなくなってしまっている。私の記憶が正しければむぎとろは一度法的整理を経ており経営陣が変わっているので今の経営とは別の頃の利用だったはず。ただ、「余計なコースは要らないからむぎとろだけ食べて帰りたい」と書いたことを記憶している。​むぎとろ雷門店​（台東区雷門2-17-10 　03-3843-1066）はそんな私の希望を叶えてくれる店だ。

雷門の前にむぎとろの看板が出ているのは知っていたが、イートインカウンターがあるとは知らなかった。

イートインカウンターでメニューを見てみるとむぎとろ(500円)、むぎとろと豚汁のセット(700円 豚汁 香の物 お菓子付き)、とろろカレー(800円)、とろろカレーと豚汁のセット(1000円 豚汁 香の物 お菓子付き)が主要メニュー。もちろんむぎとろと豚汁のセットをお願いした。

シンプルにとろろのかかった麦飯のどんぶりと豚汁 香の物は刻んだたくあん、お菓子は小さなどら焼きを切ったものだった。

むぎとろはやはり旨い。最高だ。豚汁はちょっと温度がぬるめだが味は悪くない。ちょっと変わった皮のどら焼きも美味しかった。むぎとろでいちばん美味しいのはむぎとろなんだから、このメニューが最高だと言える。

やけに派手なファサードで外国人向けのお土産みたいなものがぶら下がっていたり、焼き牡蠣食べ放題のメニューが置かれていたり、何の店かわかりにくいのだが、ハンバーガー店だった。​WADADA​（台東区花川戸1‐5‐3 　03-5830-3639 ）は鎌倉に次ぐ二号店らしいのだが、鎌倉も実はオープンしたばかりらしい。

カウンター席に座ってメニューを見るとトリュフバターやトリュフ塩が使われたWADADAバーガー(1700円 ワンドリンク付き)が目に入り、それをオーダーしたら入口の券売機でチケットを買ってドリンクもジュースサーバーで自分で入れるように言われる。キッチン1人の体制なので致し方ないが。WADADAバーガーのチケットを買ってマシンで氷を紙コップに入れてコーラを入れた。

さてこのWADADAバーガーだが、パティはA5ランクの和牛とのこと。和牛はあまり得意ではないのだが、サシのしつこさを感じない美味しいパティでそこにしっかりと塩されていてトリュフの香りが溢れている。トリュフバターにはイタリア産の黒トリュフをたっぷり使っているようだ。パティの上には目玉焼きがのっているのだがこの卵の質が高い。トリュフと卵と言う正に鉄板の組み合わせに上質の牛肉でまずい訳がなくストレートに旨い。自家製と言うピクルスも美味しかった。

ただ全粒粉のバンズはもうちょっと水分があった方が好みなのとポテチっぽいフライドポテトが冷たいのがちょっと残念だったが、日本で最も原価率の高いハンバーガーであることは疑いない。

その後、妻と秋葉原のヨドバシで待ち合わせて、がぶっ壊れてしまった電子レンジの替わりに、サイズ的に何とか置ける大きさのヘルシオ​を購入した。TVの調子も悪いので娘にも部活帰りにヨドバシに来てもらってどれにするか見たのだが、娘はなぜかLGを主張。在庫がないと言う事で、とりあえず見送って​ふじ芳​（台東区浅草橋4-1-2 　03-3866-6229 ）で夕食。

去年も持ち帰りはさせてもらったが、店で食べるのは久しぶりだ。今日はたまたまかも知れないが、当日でも20時からだったので入る事が出来た。
飲み物は妻が麦焼酎ロック(400円)x2、私が焼酎のソーダ割り2杯、娘はウーロン茶。お通しはイカと昆布の煮物。

オーダーした料理は以下の通り。ブリ刺身(1400円 厚切りのブリ。旨い)、白子天ぷら(1300円 旨い)、せこ蟹(1300円X2 今年初のせこ蟹。旨い。安い)、肉豆腐(800円 鉄鍋で出て来た。たっぷりで美味しい)、そしてうずら鍋(1800円X2 やっぱ美味しい。お腹いっぱい過ぎて雑炊も食べられず)。

トータルで13390円。とっても安い。カードが使えないのと、掘りごたつではない座敷なので足が痺れる以外は文句なしの店。



Giltへようこそ
B4Fへようこそ