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カテゴリ:旅&レジャー&イベント
土曜日の午前中、携帯電話に電源を入れてまもなく、世にも恐ろしい1本の電話が入りました。
「旅行会社のH●SのFと申しますが、本日成田空港にいらっしゃらなかったということでフライトはキャンセルとなりましたが・・・」 ・・・・・・・・へ?????? なに?この電話??? 何を言っているのか意味がまったく分からなく 「あの・・・出発は明日ですよね?明日からの旅行ならキャンセルしませんけれど・・・?」 「いえ、今日がご出発日です。○○様とお2人でベトナム行きの予約を頂いておりましたが、お客様がいらっしゃらなかったので、キャンセルとなりました。それでご返金の件なのですが、申し上げにくいのですが当日なので100%ご返金が出来なく・・・」 ・・・・・・・・へ?????? だから何を言ってるのか全然分からない・・・だって旅行は明日でしょ?なに言ってるの?何が起きてるの???? 「あの、今日・・・だったと・・・?」 「はい。本日3月4日土曜日のご出発です。」 「あの・・・え???えぇっ???!!!!!」 あたし・・・え?日にち間違えた?なんで?え? あれ?そうなの? 「あの、もし本当の話だとして、友人はどうしたのでしょう?」 「おひとりで発たれました・・・」 うっ・・・そ・・・・で、しょ・・・(・。・; この辺まで来て、やっと事態がわかってきました。私、日にち間違えてたんだってことに。そして、友人はひとり、ベトナム行きの機上の人となり、私は、たった今、H●Sからの電話で飛行機に乗れなかったという事実を聞かされている・・・・(T∀T)゛ 「えーーーーーーーーーーーーーーっ ど、どうしよう、どうしよう、どうしたらいいの、どうしようーーー(TToTT)」 事態を把握したと同時に、大きく動揺しました。呼吸もなんだか浅くなっちゃって。 成田空港のカウンターで連呼される私の名前、むっとしている友人の姿が映像で浮かび上がり、しゃがみこんで、ただただ「どうしよう、どうしたらいいの」を繰り返すことしか出来なくなりました。 「もし追いかけるなら、数は少ないですが明日の便に空席があります。追加料金となってしまいますが、それで行くとおっしゃるならすぐ手配することは可能です。その場合・・・」 とF氏が善後策を提案してくれるのですが、頭に入ってきません。 「ちょっと待ってください。今、やっと事態が飲み込めたんですが、そしたらこれからどうすべきか、今あなたが助言してくださっているのもありがたく思っていますし、時間がないというのも理解しているんですが、事実を受け止めるのがやっとで・・・(半泣)」 「・・・心中お察しします・・・」 F氏、いいひとです(;_:) いったん電話を切らせてもらい、落ち着いて考えることにしました。 今、友人は1人で飛行機に乗りながら、一体何故私が来ないのか、怒っているよりもひどく心配しているだろうな。もし私がこのまま行かなかったら、彼女は5日間ひとりっきりで過ごすことになってしまう・・・最初から一人旅の予定ならともかく、こんな形でひとりっきりなんて。 彼女は年に2度は、一人旅を含めて海外旅行をするから、今1人でいるということに心配はないけれど、私と行くつもりだったのに、しかも日程間違えてたっていうアホすぎる理由。1日私の旅が短くなっても追いかけるべきだよね・・・ 次は代金の問題。卒業旅行シーズンで混んでいた為に、飛行機とホテルのパッケージが取れず、別取りをしていたのが今回幸いとなって、パーになるのは飛行機代約5万円分。これからF氏にとってもらえる空席は往復7万8千円。 くー。12万8千円って、今回の旅行代金より高いじゃん そして最後の問題。この問題が最大に深刻! 私、まるっきり1人で、出入国したことが一度もないんです!!! 英語もまるでできないんです!!! 本当に1人で出入国の手続きができるのか?ホテルまで行けるのか? かなり不安・・・無理な気がするー(ToT)/ 動揺と不安と、あと2席しかない空席がいつリアルタイムに埋まるか分からないし、入金も3時まで。 1人で決断するのが怖く、会社の女性に電話。 事情を説明すると、「行ったほうがいいと思う。」 仕事中の母に電話しても「行ったほうがいいに決まっている。」 2人に言われてやっと決心がつき、F氏にTEL。 「行きます!」 それからF氏はすぐ航空券の手配をしてくれ、私の家から一番近い支店に連絡をして、すぐ処理してもらえるようにし、ホテルにも連絡をしてくれました。 私はすぐ小走りで電車2つ目の支店まで行き、時間ギリで入金。 入金後またF氏が心配して電話をくれ、一人でいくことを怖がっている私に色んなアドバイスをしてくれ、とりあえずいく手はずが整いました。 今回、追いかけることができたのは、このF氏のおかげ_(_^_)_ H●Sって格安を売りにしているだけあって、その分手取り足取りのサービスが削られるわけで、本来なら「キャンセルしましたよ」だけでも文句は言えません。 それなのに、こんなアホな私のために、一生懸命説明してくれ、善後策を示してくれ、私をベトナムに送り込んでくれ、本当に感謝感謝です。(実際、支店の人はかなりクールな対応で、質問ができなかった・・・) その夜、1人で旅立った友人は、大学のゼミの先生もベトナムに卒業旅行の引率で来ていた為、私の凡ミスを肴に先生と学生みんなとベトナム料理を楽しんでいたそうです・・・^_^; つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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