その日の気分　Vol 2

本日姉ちゃん初スクーリングでした。

入学前からハラハラドキドキ☆前日は少し荒れてました。
不安が姉ちゃんを荒れさせているのはわかっていたので
チビと大将には反抗するなと・・・
薬も夕方から飲みっぱなし・・

朝も無口でご機嫌ナナメの姉ちゃん。
「行きたくなかったら行かなくてもいいよ。あんたの学校だし」

「いくよ！！」

「行かなくてもいいよ」と言ってあげたい気持ちはあったのですが、
ここは黙って本人が「行かない」と言うまでは言えない・・
自分で決めたこと。
無理はする必要はないけれど、頑張りどころ・・

８時過ぎに家を出て、車の中は殆ど話さず・・
不安ばかりが頭の中をよぎっていたようです。

「無理をすることはないよ。ここまでこれただけでも進歩なんだから。
どうしても駄目だったらその時は帰ってきたらいい。駄目だったからといって落ち込む必要は何処にもないんだからね。
自信持ちなさい。Ｔは今必死で頑張ってる。昨日まで普通に歩けた者が歩けない苦痛。もしかしたら姉ちゃんより苦しい人生を６年生のＴは
歩まなくちゃならないかもしれない。だけど親は命が助かっただけでも良かったと思うものだよ。
あんたもあの時命が消えていたら・・・多分お母さんは生きてはゆけなかった。」

黙ってうなずいた姉ちゃん。

車は校舎の中へ・・・
学校の桜は満開でした。

黙って校舎の中へ入っていった姉ちゃんを案じながら家へ・・
お昼頃メールが来ました。

「大丈夫なんとか最後までいられそうだよ(^-^)」

よかった・・

３時半に終わる授業だったのですが、二時半には高校へ・・
待っている時間の長いこと（笑）

３時半過ぎ、姉ちゃんが疲れた顔して戻ってきました

疲れたぁ～（×_×）

「よく頑張ったね。どう？」

「うん、送り迎えして貰ったらなんとなく大丈夫そうだよ。」

「そっか（笑）」

２４才の人と話をしたそう・・
その人は高校で理不尽な先生と大喧嘩をして辞めたそうな・・(^0^;)
だけど、どんな理由があれ、高校中退は中卒・・
バイトではなく、正式に就職するためには高卒の資格が必要だと思い、
通うことにしたそうな・・・

心配していたギャル軍団は一人もいなかったとも言ってましたっけ（笑）

車の中で帰ると泣き出すんじゃないかと思ってた姉ちゃんですが、
それどころか最後までやり遂げてくれました。
自分の中で少しずつなにかが変わってきてるのかもしれません。

帰り道、西公園の桜は満開を迎えていました。

「去年、桜なんか咲いたっけ？」

「咲いたよ。だけど見る余裕もなかったでしょう」

「だね・・今年の桜は綺麗だね。」

「うん・・良かったね。」

疲れ果てた姉ちゃん、すき焼きたらふく食べてぐっすり寝てしまいました。

１年前・・最悪の状態の中にいた姉ちゃんは、春を感じられるまでに
回復しました。