県大会までに体重を落とすように言われたチビ。
そりゃベスト体重45kgなのに市の大会では計ってみたら48kg、走れなくて当然。
毎日体重自己管理していたはずなのに・・・
チビは末っ子の所為なのか自分に甘いところがあります。
それも周りを誤魔化してイイコぶって嘘をつく。
それで後で結果が出ずにばれたりするわけです。
私はど~もそこが気にくわない
何度も何度もくり返し、何度も泣いていたはず・・・
体重が増えていたことには市の大会の時には叱ることもしませんでした。
精神的に辛かった事実もあったから、まずは仕方ないと思っていました。
本人もショックを受けていましたし・・・・
・・で、県大会に向けてのダイエットが始まりました。
高カロリー食の場合はプロティン。和食中心の食事の時は早めに食べる。
お肉などは朝に回しました。
サプリメントも使い、1週間に-約1kgのダイエット。
普段運動しているチビだから、少し手を加えるだけで痩せていきます。
体重をベストに持っていけば走りが軽くなる。
1kg減っただけでその違いはわかったようで嬉しそうに話していたのです。
ところが・・・
買い置きしていたお菓子がない!
部屋に行ったら・・・・・
「なに考えてるご飯食わないでお菓子ふざけんな」
隠れてお菓子を食べていたようです。
「わかった!市の大会で県に向けて体重落として頑張ると泣いたのは嘘だったのか?
そうやって誤魔化してやることやらないでそれでいいと思ってるんだな?
勝手にしろ!知らん!どうせ高校に行っても陸上はしないんだろうからね。
東北大会だってこんなことやってるんだもの行けるわけないよね?
もう協力しない!好きなもの食べて走れなくなればいいわ!」
チビ顔面蒼白
上二人は危機感を感じると誤魔化すことなくクリアに出来るまで努力はしました。
特にコーチに言われたことは必ずやり遂げました。
苦しくなると大将は暴れていましたが・・
二年前、姉ちゃんが最悪で練習も集中できず、自分自身も精神的に追いつめられていた
中学三年最後の県大会。
大将は意地で東北大会の切符を手にしました。
去年までは行けて当たり前の東北大会が行けないかもしれない東北大会になったとき、
一番可哀想だったのは大将でした。
タイムをどん底まで落としての予選ギリギリの通過・・
「大丈夫だよ。絶対行くから・・・」
決勝で何秒縮めたか忘れたけれど、標準タイムを切ったとき、私はゴールした大将を見て泣きました。スイミング仲間のお母さん達も喜んでくれました。
今、大将はその時のことを思い出して言います。
「きつかった・・姉ちゃんが入院してやっと落ち着いたと思ったらすぐ中総体だったから。気が付いたら予選ギリギリだったし・・・」
そんな大将を見てきたはずなのに・・・
最後の中総体。東北大会は無理だとしても、悔いのないレースにすると言っていたのに・・
私は騙されたわけ??
「最後の中総体の重要性があいつにはわからないんだよ。やる気無くしてるならほっときな。バカだよ」
大将が言います。
現役を退いた姉ちゃんは自分の時のことは忘れてますけど(^0^;)
姉ちゃんだってギリギリのところで潰れそうになりながら泳いでいました。
前の年は優勝したのに最後の中総体は二位。車の中で泣き通しでした。
まぁ・・姉ちゃんのタイムが落ちたのではなく、優勝した子がとんでもなく速くなったんですけど・・・
上二人の泣き笑いを見てきただけにショックです。
私の勝手な言い分かもしれませんがね・・・
ふと目にした新聞の切り抜きが張ってあるノート。
「一等賞は凄く嬉しい」
チビが小学校の時市民マラソンで優勝して新聞に載った時のものでした。
そういえば・・・あの時のように笑って陸上の話をすることもなくなったな・・・・
タイムなんかどうでもいいのにな・・・自分で決めたんだから周りを誤魔化すなって・・
後で辛い思いをするのはチビなのに・・・
育て方間違ったかなぁ~・・・・
この軌道修正どうしたらいいものか・・・・このまま無視と言うわけにもいかないし・・・
やっぱり姉ちゃん達に頼むしかないかな・・・
ちなみに金曜日、中間テストです