バイトを辞めると決めてから、姉ちゃんは寝てる間に呼吸が荒くなり、
過呼吸状態になる日が続いていました
テストもあり、受験(推薦ですが)もあり、色々なことが重なっている為だとは思いましたが、
心配なので病院へ・・・
本当は来週予約しているのですが、いつでも対応してくれます。
私が精神科に出向くのは暫くぶりです。
ずっと姉ちゃん一人で行っていました。
「一人で行くからいいよ。心配掛けるし」
「行かない方がもっと心配でしょ。先生から見た姉ちゃんの状態も聞きたいから」
「そだね」
初めてこの病院を訪れたとき、異様な光景に後ずさりしました。
姉ちゃんは泣き出してそのまま発作を起こしました。
今は・・・確かに内科や外科と違って雰囲気は違うけれど、
あの時とは受け止め方が違ってる私と姉ちゃんです。
1時間待ちのあと、診察室に入りました。
今までの経緯を話すと先生は
「よく決心したね。ここ何ヶ月か話を聞いていて僕も辞めた方がいいと思っていたんだよ。」
と・・・・
「我慢することがすべてじゃない。あそこだけが仕事じゃない。いいんじゃないか?」
姉ちゃん、ホッとした顔してました
夜中の呼吸が荒くなるのは病気でもなく、多分精神的なもの・・・
決して我が儘で辞めるわけではないけれど、可愛がってくれた会員のおばさま達や、
自分を認めてくれて慕ってくれた子ども達や任せてくれた保護者の方々に申し訳ないという気持。そんな気持が姉ちゃんの呼吸を乱していたようです。
「メレリル飲んで寝てごらん。」
「薬はヤダよ。朝辛いもん」
「じゃあワイパックスでもいいや・・まずいと思ったら飲む。そして、薬は飲まなくても常時持ってる。そうすると、薬を持ってるだけで安心するだろ?」
「そうだね。そうする」
先生との会話も笑顔・・・
姉ちゃんがバイトに向かった後、先生と話をしました。
去年よりもかなりステップアップしてるそうです。
回復までとはいかないまでも、自分の中で処理できてきているようです。
私があまりにも心配すると、彼女の自立を妨げる結果になるとも言われました。
まぁ・・・あのような状態になっているから必要以上に心配するのもわかるとも言われましたが・・
くり返したくない悪夢のような日々が常に頭にある私。
泣いて暴れている姉ちゃんを抱き締めて押さえ込んだ日々をくり返したくない。
新しいバイトが決まりました。
ガソリンスタンドの内勤です。
どんな状況になるのか親としては心配ですが、自分で決めてきたバイト。
私は黙って見ているしかないですね。