2008/05/15(木)12:40
爺ちゃんが泣いた
なかなか印象強い入居してきた爺ちゃん婆ちゃん
早い人はそろそろ一ヶ月になります。ひょこっとヘルプに入った時のこと「お~~い」と呼んだのはYさん
この爺ちゃん、夜寝ない
15分おきに「お~い」と呼ぶ
ついでに超短期ですぐ行かないと怒る
・・で、ナースコール押さないから夜勤の時はユニットにへばりつき状態になる。・・とまぁ、こんな爺ちゃんなのですが、気分のいいときには
そりゃまぁ~すこぶるこぶしの回った民謡を聴かせてくれます
なかなかラブリーな爺ちゃんなのですが・・・「どしたべ??」
「おらぁ~あんたに話がある」
「なに?」
「おらぁ~家に帰りたい。手続きしてけろ」言葉に詰まってしまった・・・・・「帰りたいよねぇ~そうだよねぇ~・・・だけど、家族さんじゃないと
手続きできないんですよ。家族さんがいらしたときにお話ししましょうね。
ごめんなさいね」
「ちゃんと話してけろな」
「しますよ」
「帰りてぇ~んだよ。頼んだよ。話してけろな」
爺ちゃん泣きながら話します。
「うんうん」と手を取ってさすってた私も辛くなってしまいました
特老から、家に戻る可能性はほぼゼロに近い
「家で子供が待ってるからこんなところ居られない」
と荷物をまとめる婆ちゃん。「ご飯支度があるんだ。早く鍵あけてぇ~な(鍵は掛けてないんですけどね)」
と騒ぐ婆ちゃんみんなみんな家に帰りたい
家族と一緒に暮らしたい寂しさは家族にしか埋められない
たくさん会いに来て欲しいと思う。
何度も何度も来て欲しいと思う。家族さんと居るときの笑顔は幸せそうだから・・・・