tomo_hの映画ログ

ロンドンの下町を舞台に二つの事件が進行する。事件Ａ　こわーい親分がとりしきる裏ボクシング試合に関するゴタゴタ。事件Ｂ　アントワープで盗難にあったダイヤをめぐる争い。従って登場人物も二つのグループにわかれる、、Ａグループ　　ボクシングプロモーターをしているターキシュと相棒トミーの凸凹コンビ。手持ちボクサーが怪我したため、急遽ひっぱってきたパイキー（放浪民）のミッキーというすごいボクサー（これがブラッド.ピット）及びその仲間。Ｂグループ　　ダイヤ情報で動き出した闇屋のロシア人と彼がやとったまぬけな黒人三人組。及びアメリカからダイヤを買いに来た男。黒人達ではらちがあかないので呼ばれた殺し屋。ベルギーからダイヤを運んできた男（ベニチオ.デルトロ）は病的な賭け事好きだったので、賭け試合に手をだす。かくて二つの事件はからまり非常にややこしくなる。八百長試合をやらせようとするＡ組、ダイヤをさばこうとするＢ組、両方ともとんでもない方向へそれていってしまう。ガイリッチー監督は前に”ロックストックアンドツースモーキングバレルズ”という長い題の大傑作を作った人で、この映画も前と同じノリで快調だ。ブラピはあきれる程汚らしいけれど実に楽しそう。それにしても８６カラットのダイヤがどうして８４カラットに減ったのか？溶けたとしたらたいしたものだ。