よく頑張りました
アニトラ9月14日(土)中山・御宿特別(芝1600m・牝馬限定戦)に56kg北村宏司騎手で出走し、馬体重は前走から-12kgの456kgでした。レースでは、まずまずのスタートから鞍上が促していきました。一時はハナに立つ勢いでしたが、200mほど進んだあたりで内から先手を主張するライバルを先に行かせて、3番手のポジションに収まります。残り1000mを切った地点で1つポジションを下げたものの、3コーナー過ぎでふたたびポジションを奪い返すと、内ラチ沿いに進路を取りながら直線へと向きました。ここから先頭に迫ろうとしましたが、前にいる各馬の脚色も衰えず、なかなか捕らえ切ることができません。さらには残り200mから後続の各馬が一気に押し寄せてきました。結果として、勝ち負けに加わることはできなかったものの、最後まで粘り強く脚を伸ばし、勝ち馬と0.4秒差の6着で入線しています。「返し馬ではちょっと突っ張り気味で、芝の硬さを気にしているのかなという走りでした。スタートはうまく出ましたから、ロスを減らすためにインへ潜って進めました。リズム良く運べたのですが、直線では手応えよりもジリジリという脚色でしたね。なんとなくクッションが利いていない感じで、それは芝が影響しているのか、初騎乗でしたし、なんとも言えないところです。一定のスピードは見せてくれて、頑張っていたと思います」(北村宏司騎手)「返し馬の進み方を見ていると、大丈夫かなと思ったことは事実ですが、スタートをうまく切って先行し、いい競馬を見せてくれました。レースでは真面目に走ってくれるタイプですね。経済コースでロスなく立ち回り、ジョッキーもうまく乗ってくれました。直線に向いてからは、脚を伸ばしていくときにクッションが利きにくく、若干の怖さもあったそうです。そうした面もありますし、今後は芝・ダート両にらみでレースを考えていければと思います。-12kgでの出走でしたが、けっして体調が悪いわけではありません。状態が問題なければ在厩させて、間隔を少し空けたうえで次走を目指しましょう」(矢嶋調教師)