ほうむ・ぱらだいす

2005/07/12(火)19:39

「介護状態にならないための口の中の健康について」

・・・と言う演題で、約80名の高齢者の方に話をしてきました。 時間は1時間 人数が少なければパネルシアター高齢者バージョンで行こうと 思ってましたが、予定では140人だったのでパワーポイントを使って話をしました。 メインは誤嚥性肺炎の予防について あと、食べる(摂食)飲み込む(嚥下)ことについて はじめにみなさんに「おいしく食べることが出来てますか?」と問いかける みんなは「おいしく食べてます」と答えます。 そこで、食べる、飲み込むための5つの段階を話します。 1、先行期(認知期)目の前に置かれた物を食べ物と認知する時期 2、準備期(咀嚼期)食べ物を口にいて歯や入れ歯を使って噛み、一塊にします  3、口腔期 一塊にしたものを喉の奥へと運びます。 4、咽頭期 空気の通り道3つを閉め「ごっくん」とする時期 5、食道期 食べ物が食道の蠕動運動によって胃に運ばれます。 この5つがすべて出来ておいしく食べると言う事が出来るのですが この5つの中の一つにでも障害があったらおいしく食べることが出来ないのです。 いつもこの話をした時に2番の準備期の話のとき、「目の前に置かれた物を食べ物と判断した後、箸で食べ物をつかんだ後、どうしますか?」と聞きます。 ほとんどの方が「噛む~」と答えます。 内心「よし、よし・・・(~_~)」と思いながら、「まずはじめに口をあけます」 と答えると大うけです。 「次に食べ物を口にいれたらどうします?」と聞くと また「噛む~」と答えます。 さらに「よしよし」と思いながら、「その次は口を閉じます」と答えると さらに大うけ・・・ このように普段何気なく行ってる事を段階ごとに聞いていくと 普通の人は(健康)であれば特別意識することもなく 「食べる・飲み込む」ということをしています。 普通でいられることのありがたさに感謝し、これからも口から食べて、 おいしいと味わいながら食事ができるといいですね~と励ましてます。 「口腔ケア」は今後介護予防事業の中の大きな3つの柱のなかの一つだと 言われてます。 もっと勉強しなくちゃ・・・

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