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カテゴリ:本とマンガと映像と♪
良い意味で、期待を大きく裏切ってくれる本です。 題名から、オズの魔法使い系のファンタジーを連想してたのよね。 コミック化&アニメ化もされてる長編シリーズみたいなので、知ってる人も多いのかな。 私はブログ友のレビューや、以前紹介した活字倶楽部の読書案内で俄然興味をもったの。 あらすじは・・・ 女王直系の血をひく少女フィリエルと、幼馴染の少年ルーンが世界の謎に迫る・・・ ってなってます・・・。 へえ・・・。今更だけど、そーゆー話なのか・・・。 まだ第1巻の「旅立ちの巻」を読んだだけなので、現時点では、なんか意外に思います(笑) でも、この2人は個人的にとっても愛おしく感じるのでコンビで活躍するのは嬉しいな って思うのは、登場人物の誰と誰がこの先コンビ(カップル?)になるか、 一巻を読んだだけだとイマイチわかんないからなの 主人公フィリエルは自分の魅力や価値にわりと無頓着な、荒削りな原石のような女の子。 妙に庇護欲をかきたてられる少年ルーンは、本人の意思に関係なく常に守られる立場。 女王候補の可憐な美少女アデイルは、独特の思考回路をもったカリスマ。 その義理の兄のユーシスは生き生きした美形なんだけど、朴念仁なのよね。 カップルが予測できないってのは、たぶん美少女アデイルちゃんのせい。 彼女は光輝く女王候補なんだけど、同人活動しちゃってる腐女子なの。 なんかヨコシマな読み方がいくらでも出来ちゃう児童文学ってのも特殊だけど 彼女のせいで違和感なしです(笑) でも、主要登場人物が魅力的なのって重要だよね。 この4人は誰が主役でも物語ができちゃう魅力に溢れてます。 もちろんストーリーもいいよー。 女王交代にかかわる陰謀話としてもドキドキして読めるし、 禁じられたおとぎ話とか竜がでてくるファンタジーとしても秀逸だし、 私は、途中でフィリエルが入れられる女学院での生活が楽しめたわ。 氷室冴子さんの「クララ白書」とか「アグネス白書」に近い 禁断の女子寮生活暴露話って感じなの。 生徒会の感じとかは、さいとうちほさんの「少女革命ウテナ」に近いです。 知ってる? これって、男の人には理解できない楽しさなんだとは思うんだけどねー。 今夜は第2巻「戦いの巻」読むつもりです。 う~んワクワクするなぁ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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