2009/01/23(金)14:46
島本理生 「波打ち際の蛍」 読みました♪
この本を読もうと思ったのは、表紙のイラストに惹かれたからです。
私は、作者の島本理生さんって全く知らなかったんですが、
6年前の高校在学中に芥川賞候補になってたり、ベストセラー作品があったりと、
かなり華やかに活躍をされてる方みたいですね。
楽天ブックスさんでも特集組んでるくらいだもん。 記事はコチラ♪
自分が『恋愛小説ジャンル』に疎いってのを改めて認識しちゃったわ(笑)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
DV、刻まれた怯え、求める心と拒む身体―痛みを超えて、もういちどわたしたちは、恋をする。
「人と人が響き合うような作品を読みたいです」という、読者の一言が
この小説のスタート地点でありゴールとなったそうです。
カウンセリングに通う女性の壊れそうな繊細な心理が丁寧に描かれていて、
ハードなテーマを扱ってるにもかかわらず、淡い水彩画のような印象を受けました。
表紙のイラストのイメージ通りといえます。
脆い心をそっと支えている者同士の、不器用な恋が切ないです。
淡く緩やかな交流が素敵なので、
変な言い方ですが、恋愛小説が苦手な人にもおススメな恋愛小説だと思いました。