OUR DAYS

　　　　　　　アジアの大地に

　　　　　　　そよぐ白い風

　　　　　　　届けて

　　　　　　　私の歌を


　　　　　　　


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　ADSL開通しました（祝）！かなり苦労しましたが、これからはあまり時間をきにせず使えるようになるのでうれしいです＾＾皆様、これからもよろしくお願いしますね。それから、昨日の日記に載せたレシピについて、手羽元のかわりに違うお肉でもいいでしょうかという問い合わせをいただいたんですが、OKですよ～～私もひき肉でやったことがあります！おいしいですよ。


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　大学の志願状況や今日終わったセンターの速報などをふらふら見ているとき、久しぶりに母校のページに飛びました。私のいた学部のところへ行くと、トップに、私が所属していたゼミの教授の名前が・・・・・・
　
　え？？

　教授は女性でした。一見物静かな感じなのですが、入ってみてわかった、気分の浮き沈みがものすごい！最後に教室に入ってきた学生がドアを開けっ放しにしてしまったら
「閉めなさいよ！！」と罵声が・・・。
かといえば、とてもおしとやかなときもあったり。

　なぜかこのゼミには、体育会に所属している子が多かった。アイスホッケーやトライアスロン、卓球などあらゆるスポーツで活躍するスポーツマン・ウーマンがいた。そのせいかとてもあっけらかんとしていて明るいゼミだった。適当というか（笑）みんなどうしてるかな・・・・

　ゼミには３、４年生の二年間、在籍することになっているのだけれど、私たちの教授は３年生が終わるころに、研修でカナダに行ってしまった。だから４年生の一年間は、代わりに別の助教授だった。なのでその教授にはそれ以来お会いしていないのだけど、最後の飲み会で「進路が決まったらカナダにいらっしゃいよ」とおっしゃってくれたことが妙に心に残っている。


　　　　　　　　　　　***

　ページにのっていた教授のニュースは、愕然とするものだった。


教授、亡くなられていた。


　そこには、喪主であるお父様による急逝の知らせと、それにともなう授業代行の講師名が書かれていた。中国雲南省に旅行中、１月三日、なくなられたということだった・・・。詳しい原因はわからないが、事故だろうと思う。享年４４歳。葬儀は現地ですでに親族のみで執り行われたとのこと。
　真っ白なページに黒々とした文字があまりに無機質で悲しかった。

　今、当時の仲間や先輩に連絡をとっているところだ。


　　　　　　　　　　***

　教授の気分の浮き沈みに翻弄され、おびえてもいた私たちゼミ生。けれどもう教授はこの世にいないのだ。
　私は一瞬画面をボーっと見つめたままだった。信じられなかったのだ。
　教授がカナダにいかれてからずっとお会いしてもいないし連絡もとっていなかったが、いつか大学院に行きたいと思っている私は、分野や推薦状の相談のために、就職して落ち着いたらたずねていくつもりだった。でももうそれもできない。

　授業中に寝ている私を丸めたプリントでたたいて起こした教授。ものすごい変わり者だったけれど「カナダにいらっしゃいよ」とおっしゃってくれたときのまなざしは温かかった教授。

　何の予告もない、あっけない死。降り立ったことのないかのアジアの地での死。まだ現実を直視できずにいる。この世に存在するってどういうことだろうって、考えずにはいられなくなってしまうのだ。


　　　　　　　　　　　***


　　　「生きる」


　　　　　　　生きているということ

　　　　　　　いま生きているということ

　　　　　　　それはのどがかわくということ

　　　　　　　木（こ）もれ陽がまぶしいということ

　　　　　　　ふっと或るメロディを思い出すということ

　　　　　　　くしゃみすること

　　　　　　　あなたと手をつなぐこと

　　　　　　　生きているということ

　　　　　　　いま生きているということ

　　　　　　　それはミニスカート

　　　　　　　それはプラネタリウム

　　　　　　　それはヨハン・シュトラウス

　　　　　　　それはピカソ

　　　　　　　それはアルプス

　　　　　　　すべての美しいものに出会うということ

　　　　　　　そして

　　　　　　　かくされた悪を注意深くこばむこと

　　　　　　　生きているということ

　　　　　　　いま生きているということ

　　　　　　　泣けるということ

　　　　　　　笑えるということ

　　　　　　　怒れるということ

　　　　　　　自由ということ

　　　　　　　生きているということ

　　　　　　　いま生きているということ

　　　　　　　いま遠くで犬が吠えるということ

　　　　　　　いま地球が廻っているということ

　　　　　　　いまどこかで産声（うぶごえ）があがるということ

　　　　　　　いまどこかで兵士が傷つくということ

　　　　　　　いまぶらんこがゆれているということ

　　　　　　　いまいまが過ぎてゆくこと

　　　　　　　生きているということ

　　　　　　　いま生きているということ

　　　　　　　鳥ははばたくということ

　　　　　　　海はとどろくということ

　　　　　　　かたつむりははうということ

　　　　　　　人は愛するということ

　　　　　　　あなたの手のぬくみ

　　　　　　　いのちということ

　　　　　　　　　谷川俊太郎さんの詩より


いなくなるって、どういうことだろう。
＾