TOMOのプライベートルーム

2005/11/10(木)03:18

熱、手伝い

観賞(9)

 本番2日前まで、舞台装置を創っていたようなので、人事ながら少々心配していた舞台ではあった。受付・スタッフには見慣れた面々が。ソフトに集中してハードにはなかなか手が回らない、これも事実である。本番は20分押し、今の私では手が出ない新感線の台本を懸命に創っていた。音、照明、役者、宣伝美術、舞台美術共、技術があるからゆえ、それが一体化していないことが逆に目立っていたような気がする。この状態で、本番があと1ヶ月先だったら、もっと良い舞台になっていただろうに。以前、Hちゃんが本番の日から1ヶ月前が本番だと思って創ってもらいたいと話していた時があったが、今日ほどそれを目の当たりにしたことはない。今日という日の為に練習し舞台を創るには、あまりにも惜しい。しかも今日というたった1日で、この舞台は終了してしまうのだ。勿体無い。アマチュア劇団は、こんな勿体無いことをしているのか・・・。  最近、欲が出て、この頃は公演を何回もやるようになった。昨年公演した「春の修羅」は、静岡、浜松、東京で公演した。次回の作品も、それを考えている。アマチュア劇団の役者たちは、たった1日の祭りのために稽古に励み、打ち上がる。一演出家として、一座長として、そんな献身的な役者たちに脱帽である。私は、自分についてきてくれた役者は、本当に可愛い。だからこそ、多くの人たちに観てもらいたいし、上手くもなってもらいたい。改めて襟を正す気持ちで劇場を後にした。  当たり前だが、夜のPAFの稽古に熱が入ったのは言うまでもない。本番まであと2週間である。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る