071406 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

友白の日

友白の日

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Profile

友白

友白

Favorite Blog

割安株で経済的自立… seyzさん
Dennis, Arsene & Ar… gyoshiさん
おうさまの浦和レッ… King-Yさん
Pride of Urawa??? 凰呀 AN-21さん
写真でブログ 京極万太郎さん

Calendar

2007.01.07
XML
カテゴリ:本・映画
この本を読み始めたとき、気分が悪くなり「やめてしまおう」と何度も思いました。
しかし読み進めると、話の奥(書き表されない部分)に興味を持ちました。
主人公が他人を知ろうとする姿は、自分が本を読み続ける理由と相通するような気がした。

ボリス・ヴィアン
心臓抜き

夫人は身籠ると、夫と胎児を恨んだ。
子供が産まれると、豹変し溺愛したが、夫を拒絶し続けた。
夫は自由を求め旅立つ。

居候している主人公には過去がない。
村人達を精神鑑定する「夢」を持っている。
人を分析することによって、その人物を吸収する。

村は荒れている。
子供、老人、動物へ胸焼けのするような虐待が平然と行われている。
しかし村人達の「恥」「罪悪感」は一人の老人によって無効化される。
その老人ももちろん罵声を浴びる存在である。

教会の神父は信仰を「贅沢」としている。

夫人の子供達は独自の世界で生きている。


ストーリーは少しずつ現実から逸れていきます。
主人公が村人達の行動(虐待)に慣れていくと、読み手も違和感がなくなります。

ラストの締めくくりが、とても美しいと思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.08 00:28:19
コメント(4) | コメントを書く
[本・映画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X