借りてきたネコ
面談は結局、退院を支援する看護師さん、ケアマネさん、父と私で行われました。同席すると思っていた医師は来なかったので、たぶん先日の父への病状の電話説明で納得してもらったということなのでしょう。退院支援にまで医師が立ち会っていたら大変ですもんね。看護師さんから改めて病状の説明を受け、質問したいこと、疑問点ありませんか?と聞かれた父は、「はぁ…特にないです。」点滴が外れ、全て経管栄養になれば、家でみることもできますが、どうしますか?という問いかけに対しては、「もう、家で1人では無理ですね…」転院先はやはり市内がいいですか?という問いに対しては、「やはりそばに置きたいです…」ここの病院がいいとか、何かご希望ありますか?という問いには、「はぁ…特に…全てお任せします。」この答えを聞いて、思わず父を二度見した私。はあ?夕べあれだけ、市内においておけば助かるものも助からない!あそこの病院はダメだ!こんな寒い時に転院なんてとんでもない!と、息巻いていたじゃないか。まるで別人。借りてきたネコ状態。特に質問することもなく、目も虚ろ。他人からみたら、介護に疲れ、全て病院の判断に任せる物わかりのいい患者の家族。そして、意見を言わない娘(笑)違う!みんな騙されないで!!心の中で叫ぶ私。いつもそう。外では理解のある善人を演じる父。でもその後、また色々私に文句をぶちまけるでしょう。場合によっては、やっぱりやめると意見を180度変える可能性もある。看護師さんの話によると、今現在、コロナとインフルの患者激増で、どこの病院も空きはない状況とのこと。母の状態に合った病院をダメ元で当たってみて、空きを待つことになりそうです。もちろん転院先が見つかるまでは今の病院にいることにはなりますが、もし長くなるようなら、市外の病院を提案させてもらうことになるかもしれないとのことでした。転院先からさらに先の話として、状態が落ち着けばそこから施設を探すことになるとのことなので、私の希望として、できれば提携の施設を持っている病院がいいということだけ伝えました。「家族の負担をなるべく抑える」ということを第一条件として考えていること。まあそれも、贅沢な話なのかもしれません。小さい自治体では選べるくらいの選択肢がありませんからね。とりあえず、家でみる!という選択肢はなくなったので(いやまだわからんか)それだけでもオッケーと考えねば。またバスで2時間かけて戻ってきました。どっと疲れました…今後は、父に決定権をもたせ、父と病院で話を進めてもらうようにしたいと考えています。ちょっとは進んだかな…長い長い1週間でした。実家が放してくれません [ まき りえこ ]後悔しない実家じまい (コスミックムック)