正月から逃げ回る
「明日話し合いをしにそっちに行くから!」という父からの留守電が妙にひっかかり、胸騒ぎがした私は、オットを誘い、初売りに出かけました。そう。電話が来たのは元旦だったのです。近所のショッピングセンターに行く途中、対向車に乗ってる高齢者の顔が、父にそっくりでギョッとしました。「あ〜びっくりした…昨日はあんなこと言ってたけど、まさか正月から雪道峠越えて来ないよね…」オットと笑いつつ、冬物セール品の中にお宝がないか、ショッピングモールの中を見て回っていました。すると、携帯が震えているのに気づきました。父からの電話です。心臓が高鳴ります。恐る恐る出る私。「〇〇おじさんが入院してたんだってよ〜。今日は友引で日がいいから、お見舞いを持ってきたとこだ。」えっ…友引にお見舞い?「友引にお見舞いはダメでしょ。」と言う私に、「何言ってんだ!友引はお祝いごとに適してるんだぞ。そんな常識も知らないのか!」また大声で説教です。いい、いやだめだよ、と何度かやり取りしたのですが、「そんなわけで今家の前にいたから。」そうか。お見舞いがてら、という口実で来たか。「今用事があって遠くにいたから、家には戻れない。」どうしても会いたくない私は、そう言って電話を切りました。しかし、その後はどこをどう歩いたのか、買い物どころではなく、だからといって家に戻れば、お見舞い帰りの父がまた寄るかも…という思いで、落ち着きませんでした。食料品を買ったり、何とか時間を稼いで夕方帰宅。さすがに帰りのことを考えると、そんなに遅くまでいないだろうと思いつつ、それでももし来たら…と夜まで気が抜けなかった私。結局父は現れませんでした。なんでこんな休日を過ごさなければならないんだ…正月から父を避けるために家を留守にしたり、何かしててもずっと頭のなかでは父が言ったことを反芻している。追い払っても追い払っても、どこまでも私の頭のなかに居座る父。ちなみに、お見舞いの件は、入院中ではなく退院した後なので、快気祝いのようなもんで、友引でも問題ないそう。何とか父が来るのを拒否したいあまり、父の言葉を否定してしまいました。この点に関しては反省。次の日、父から報告の電話。結局そのおじさん(母の弟です)のところで、話が弾み、3時過ぎまで滞在したそう。帰りは道路がツルツルだったと笑って言っていました。何もなかったからいいようなものの、86歳の峠越え1時間半は本当に勘弁してほしい。と言っても、聞かないんですけどね。去年の正月は母が入院し、大変な年明けでした。そして今年は今年でこんな年明け(笑)さて、来年は???穏やかな正月を迎えられるのは、一体いつになるんでしょうか、