2016/10/04(火)10:11
サヨナライツカ
えtえ9月末で、8年務めた職場を任期満了で卒業致しました。
おかげさまで次の仕事も決まり、来週から新しい環境に飛び込みます
46歳にして新しい環境に足を踏み入れるのは結構な勇気が要りますが、
まあ、なんとかなるでしょ
・・・ぐらいな感じで、あまり深く考えないことにします。
そんなわけで、今週はつかの間のおひとり様パラダイス週間でございます
殺伐とした日々を過ごしてきた(特にこの半年は大変だった・・・)自分に、
少しご褒美を、ということで、昨日は失った感情を取り戻すべく本を読みふけりました。
辻仁成の「サヨナライツカ」。
映画化されたの、2010年なんですね。
もう6年前か~。
なんか、映画も観たくなったなあ。DVD借りてこようかな。
人は死ぬとき、愛されたことを思い出すのか、愛したことを思い出すのか ――.
ちょっと前までは、愛されたことかな・・・と思っていました。
でも今は、愛したこと、のような気がします。
その時々、その人がおかれた状況によって、誰に感情移入するか、変わってくると思う。
私も少し前までは光子の立場で観ていたかも知れません。
でも今は、沓子の気持ちが痛いほどわかります。
なーんてね。
それなりに年齢を重ねて、自分の置かれた立場を冷静に考えることができるようになって、
本心を隠し続けて・・・でも二人は心の中で実はつながっていた。
切ないですね。
原作と映画は違う部分もあって、賛否両論みたいですが、
美しいタイの映像とともに、その違いを確かめたくなりました。
サヨナライツカ 幻冬舎文庫 / 辻仁成 【文庫】