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2020.05.15
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カテゴリ:ドイツの作曲家
こんにちは、
こめまるです。

ヘルベルト・ケーゲル(1920-1990)が最後に来日した時のNHKの実況録音のCD化です。

CDの解説文を書いている許光俊氏によると、許氏はコンサートに行ったのではなく、あとでFM放送で聴いて、その演奏の異常さに驚いたと確か著書に書かれていたと思います。

この日のプログラムは、全てベートーヴェンで(アンコールのみバッハ)
エグモント序曲
交響曲第6番"田園"
交響曲第5番
G線上のアリア(J・S・バッハ)アンコール曲、第5番については別途ご紹介します。

来日当時、ケーゲルもドレスデンフィルのメンバーも東ドイツの人たちでした。
ところがこの来日公演の1ヵ月後、ベルリンの壁は崩壊し、東西ドイツは統一されることになったのです。
そしてなんとベルリンの壁崩壊の1年後、ケーゲルはピストル自殺で人生の幕を降ろしています。
理由はなんだったのだろうか。軽々しく言えないことだけはわかります。

さて、演奏は、エグモント序曲の最初の音が出た瞬間、ぶっ飛んでしまいます。

なんだ、この重苦しい空気と遅いテンポは、いままで聴いたエグモント序曲の中で、もっとも個性的な演奏だと思います

そして田園。
誠に美しい演奏、いや美しすぎる演奏です。

ケーゲルは、何事もなかったかのように淡々と進めていきますが、第5楽章も終了間近に急にテンポが落ちて、終わることに後ろ髪を引かれるように何か寂しさを残しながら終わります。

何か、一つの時代が終わった歴史的な演奏でした。


ケーゲル ベートーヴェン交響曲第5番、第6番、他 1989年東京ライブ






最終更新日  2020.05.15 11:38:06



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