ミニマリストじゃなくても、心地よく暮らせる
最近野生のインコを見かけるようになった。早起きして、ほとんど寝巻きのまま散歩に出た。すぐ近くの並木通りでは小鳥たちが飛び交い、朝の静けさと鳥の鳴き声しか聞こえない。鳥の声に耳をやる時間は、これからの日課になりそうだ。そんな穏やかな朝を迎えられたことが、なんだか嬉しい。心の静寂とは裏腹に、ふと驚きの事実――いや、自分の本心が見えたような気がした。整理収納アドバイザーには向いていないかもしれない。というのも、私はモノが好きで、ある程度囲まれている方が落ち着く。片付けていくよりも、ほどよく感性が出ている空間の方が心が整う気がする。そもそも整理収納アドバイザー=ミニマリストではない。もちろん、ミニマリストだからといって整理が得意なわけでもない。むしろミニマムになる人の多くが片付けが苦手だから、モノを持たない選択をしていると聞くことの方が多い。モノを極限まで持たない暮らしは、あくまでも“流行”のようなもの。それが必ずしも自分にとってのベストではないと、最近の部屋との向き合い方で気づいた。向かって左の5色の引き出し。手持ちの木箱にシンデレラフィット!実はまた叔父叔母の家からの不用品が最近増えている。今回は、母が子供の頃に使っていたお人形さんの洋服箪笥を、文房具ツール入れの引き出しとして活用した。見つけたときは木がとても乾燥していて、本来の色が抜けていた。ビフォーの写真がなくて申し訳ないが、蜜蝋ワックスを塗ったら木目が美しく浮き出てきた。私の小さなアトリエが、少しずつ進化していく様子が楽しい。古道具たちが新たな役割を得て、この空間に馴染んでいく。これからも、そんな素敵な道具たちを紹介していきたいと思う。流行に流されず、自分らしい暮らしを大切にしていこう。これからもアトリエと共に成長していく様子を、少しずつお届けしていきたい。『ジンジャーポーク』と作り置きおかず。実際には納豆と白米もあります。後書き:〇月X日 晩ごはん 我が家はたいていワンプレートで出す。片付けがラクだし、モノを最小限にしたいからだ。(多様に使えるモノを選ぶようにしている)食べることも料理も好きだけど、疲れない程度に楽しむのが目標。だから、同じレシピを何度も繰り返すし、器もできるだけ増やさないようにしている。それでも時々思う。「もう少し広い部屋で、もっと快適に暮らせたら」と。そのときはまた、心地よい暮らしを追い求めていきたい。これからも、少しずつ進んでいく歩みを見届けてくれたら嬉しいです。