銀行にお金を奪い取られる、
(法に触れることなく・・)
そんな仕組みがある。
自分の頭で考える生活設計。
家計改善したい?
きちんと生活設計したい?
なら・・方法は、
1 支出を減らす。
2 収入を増やす。
これだけだ。 他には無い。
(各種業界にだまされないように)
支出を減らすなら・・(できるだけ)
1 生命保険に加入しない。
2 借金をしない。
3 経費を払わない。
これだけでいい。すごく かんたん。
見違える人生になる。
『うまい話は無い』
『「常識」は業界が作っている』
『専門家の足し算で、
人生設計はできない。』

3 経費は払わない。
私が生活設計のお話で言う
「経費」とは、
「人生をやっていく上でかかるコスト」
のことです。
それぞれの長い人生を考えれば・・
(特に日本人の場合は)
その大きな部分を占めるのは、
1 保険料
2 借金の利息
・・であり、その他にも
大きなものが1つ、小さなものがいくつか、
あります。
その大きなもの・・は実は、
3 住宅建築の経費 ・・でした。
・・で、いくつかの小さなものの1つが、
今日のお話の・・
4 手数料 ・・です。
ある銀行の新聞広告。
定期預金特別金利 4%!!
ゼロ金利のこの時期に、
とんでもない高金利だ♪
広告は大きな文字だけでなく、
細かく小さな文字ほどしっかり読みたい。
内容は以下です。
投資信託とスーパー定期(3ヶ月)
(年利4%だけど、3か月定期預金)を
総額100万円以上(投資信託50%以上)
同時申込みで、特別金利を適用
・・と書いています。
具体的に算数をしてみよう。
スーパー定期50万円、
投資信託50万円の合計
100万円の場合で考えてみよう。
商品説明がない投資信託は、
販売手数料1.5%
信託報酬1.0%と仮定。
(安めに設定・・)
1 特別金利での手取り額
500,000円×0.04×0.8×3ヶ月/12ヶ月
=4,000円
2 投資信託の購入時手数料
500,000円×0.015=7,500円
私たちは4,000円もらうために、
7,500円を払うことになる。
(きちんと算数をしないと、おバカさんに・・)
当初時点(1と2の時点)で・・すでに、
私たち消費者は損をし、
銀行はきちんと収益を確保する。
3 投資信託の毎年の運用手数料
(信託報酬)
500,000円×0.01=5,000円
(私たちは毎年確実に、
5,000円を払い続ける)
・・と、
単純な算数で分かることは、
私たちは確実に損をする・・ということ。
損することを、銀行がするわけがない。
銀行が確実に儲かることを仕掛けます。
(当たり前)
投資信託に係わる金融機関の
役割は、大きく分けて3つ・・。
・メーカー(商品を組成・運用):運用会社
・販売店(商品を販売):証券・銀行・郵便局等
・倉庫 (商品を保存) :信託銀行
これらの金融機関が手数料を山分けする。
投資信託の手数料は、3種類。
・購入時 : 販売手数料
・保有時 : 信託報酬(運用手数料)
・換金時 : 信託財産留保額
販売手数料や信託財産留保額が
ゼロのモノもある。
金融機関からみれば、買ってもらった後、
できるだけ長く保有してもらうと、
安定的に手数料収入が入り続ける。
仮に・・運用資産が目減りして、
怒って苦情を言う消費者が現れても、
「投資は長期運用が基本です。
一喜一憂することなく 長い目で見て、
大切な資産を増やしていきましょう。」
定番の言い回し・・。
これで、だいたいおとなしく帰る。
長期投資する時に重要な手数料が、
運用手数料である信託報酬。
お金を預けている間、毎日引かれる。
長期投資では、影響が大きくなる。
国内株式で積極運用する投信の
信託報酬は、おおよそ1.5%(年率)。
定年退職のお父さんが退職金から
1,000万円をポンと投資すると、
10年間の長期投資で150万円も払うことに・・。
(元本の15%・・銀行は ぼろ儲け)
三十路のキャリアウーマンが、
貯蓄から300万円をポンと、投資すると、
30年の長期投資で135万円も払うことに・・。
(元本の45%・・銀行は ぼろ儲け)
もちろん
元本がそのままの金額とは限らない。
ただ、資産が増えた場合は、
手数料額も増える。
逆の場合は減る。
元本に対する割合は同様。
手数料コストは、ばかにならない。
そのへんをしっかり認識したい。
そう考えると・・、
変額年金保険(投資型年金)なんて、
まったくの問題外。
信託報酬が約2倍になるし・・
若い人が、老後のために・・・という
商品ではない。
算数・・抜きで、買い物してはいけない。
1年定期預金の金利は0.025%。
これが現在の日本の標準。
仮に・・
「この保険は2%で運用します。」
(0.025%の80倍!の うまい話)
なんて、業者が言ってきたら
「この超低金利の時代に、
なんでそんなことが可能なの?」
・・と、疑ってかかりたい。
仮に・・
「この投信は販売手数料3%、
信託報酬(運用手数料)1.8%です」
(0.025%の120倍!の販売手数料
0.025%の72倍!の信託報酬)
なんて業者が言ってきたら、
「この超低金利の時代に、そんなに
多額の手数料を払いながら・・、
どうやって資産が増えるの?」
・・と言って、
そんな高コスト商品は買わないことだ。
0.025%が、今の日本の標準。
これをはるかに越える話が来たら、
しっかり警戒すればいい。
お金の話は、実に単純。
もっと・・とんでもない話もある。
「信託報酬が年3%!」
なんてものもあります。
10年で30%!
30年で90%!
30年を越すと、元本相当の
お金がそっくりそのまま、
金融機関側に・・
なんてことになります。
もうこれは、「資産運用」ではなく、
合法的にお金を奪い取る「資産移転」です。
金融機関に騙されないよーに。
必要以上の経費を払ってはいけない。
私の正直な感想・・
博打で遊ばせてもらう・・にしても、
こんなに「遊び賃が高い博打」は、
ご遠慮申し上げたい。
生活設計的には・・
手数料を取られない「定期預金」や
「普通預金」の方が、はるかにマシ。
『国の元本保証』があるということは、
実は・・すごいことなんです。

今度は1/14(水)
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高過ぎる遊び賃 ・・っと。