住宅ローンを組むまでの間の
死亡、後遺障害を考えると
※ ・・。
自分の頭で考える生活設計。
〇メール顧問会員のIさん(50代)
(相談:ライフプランニング)
2019.6.20 新規 メール顧問会員。
メールをいただきました。
武田様、佐々木様
〇〇のIです。
こちらこそ時間をかけてしましました。
書類をメール添付しました。
よろしくお願いします!
※「再ヒアリング」の回答が昨晩、
戻ってきました。
さっそく、行列に並んでもらって、
順番が回ってきたら、
「現状診断」の作成作業に入ります。
・・で、いただいた文面の中に、
気になる部分がありましたので、
取り上げてコメントします。
生命保険についてのものです。
頂いたIさんの文章は、以下です。
住宅ローンを組むまでの間に
死亡、後遺障害を考えると、
住宅ローンを組むときに保険解約が良い
のではと考えている。
→自信をもって解約できることが必要。
※このような保険に関する考え方が、
よく見かける勘違いだったりします。
Iさん家族は・・
夫50代・妻40代の夫婦共稼ぎで、
(収入は妻の方が少し多い状況)
子供2人(高校生・中学生)と、
70代の父母と三世代で暮らす6人家族。
I家のこれまでの生命保険加入状況は
以下です。
夫:6本
・終身介護保険:ソニー
・収入保障保険:三井住友あいおい
・終身がん保険:チューリッヒ
・終身医療保険:オリックス
・変額終身保険:ソニー
・長割り終身保険:東京海上日動
(2番目以降の5本は最近・・解約)
妻:2本
・終身医療保険:オリックス
・終身医療保険:オリックス
子:1本
・医療保険:アリコ
子:1本
・こども2型(医療保険):県民共済
日本人の家族なら普通に・・
よく見かける光景ではありますが、
よくもまあ こんなにと、私は思います。
(必要なモノには入らず、
不要なモノばかりにお金を・・)
各保険会社の言いなりで契約して、
そのまま保険料を払って(お金を失って)
きているようです。
生命保険料は年に65万円!・・です。
(おバカさんです)
当初の契約通りに継続していくと
保険料総額は1,635万円!・・です。
(おバカさんです)
このお金を普通に貯蓄しておけば、
夫婦の人生は、キャッシュフローは、
明らかに別のものになります。
保険業界に洗脳されたままでいては、
いけない。
ゾンビのままでいてはいけない。
おバカさんのままでいてはいけない。
できるだけ早く、自分の頭で考える
ことができるようになろう。
※・・で、改めて、Iさんの文章です。
住宅ローンを組むまでの間に
死亡、後遺障害を考えると、
住宅ローンを組むときに保険解約が良い
のではと考えている。
→自信をもって解約できることが必要。
※保険加入はお金を失うことだとは言っても・・
住宅建築して住宅ローンを組めば、
団信加入で死亡保障を確保できるから
それ以降は安心できるけど、
その前に生命保険を清算してしまったら、
必要な保障が無い状態になってしまう。
だから、住宅ローンを組むまでは
現在の保険加入を継続したい。
・・という主旨の文章だと思います。
このような考え方も、
保険業界その他による洗脳の結果です。
2点、コメントしたいと思います。
一つは、I家は数多く加入しながら、
本当に必要な保障が確保されていない。
二つ目は、夫婦の死亡保障必要額と、
住宅ローンの団信の関係についてです。
1 多数加入していながら、
本当に必要な保障は無い。
※数多く加入していながら、I家の場合、
肝心な、夫婦それぞれの死亡保障が確保
されていません。
それ以外のことについては・・もう、
色々な保険に加入しまくっています。
保険加入は一定期間の保障をお金で
買うことです。
期間経過後、払ったお金は無くなります。
(当たり前)
なので、お金を失ってもなお、
保険に頼らざるを得ないことだけに限定
して加入するのが望ましい・・です。
保険に頼らざるを得ないこと、それは、
共稼ぎ夫婦の、それぞれの死亡保障です。
(それ以外は、保険に頼ってはいけない)
夫婦それぞれについて計算をした上で、
必要額と必要期間分を加入します。
(失う金額を覚悟の上で・・)
I家の場合は、妻の収入が多いので、
最も必要な生命保険は、妻の死亡保障です。
次に夫の死亡保障です。
それぞれ、最も合理的な収入保障保険で
確保しておきたい。
その2つがあれば、他は医療保険等で、
ただひたすらお金をたれ流すだけだから、
さっさと解約した方がいい。
早ければ早い方がいい。 (当たり前)
生命保険に年65万円も払ってはいけない。
生命保険に1600万円も払ってはいけない。
少なくても、生活設計を真剣に考えるなら。
2 住宅建築で団信に加入するから、
生命保険を減らすことができる?
※この話は・・
生命保険業界や普通のFPがよく口にして、
「常識」ということになっていますが、
明らかな間違いです。
これは、本格的に生活設計をやったこと
のない人たちが言う無責任な
「常識」に過ぎません。
この「常識」は、
「社会人になったら生命保険に加入する」
「結婚したら、生命保険を見直す」
「子どもが産まれたら生命保険を見直す」
等々の勝手な「常識」をベースにした、
業界の洗脳にすなおに従って生きている
おバカさん達には、当てはまります。
色々な生命保険に入りまくっている
おバカさんなら、
マイホーム取得で団信に加入すれば、
当然、その分の死亡保障を減額できます。
・・が、きちんと生活設計していれば、
たとえばフルタイムの共稼ぎ夫婦なら、
たとえ・・子供たちがいても、
夫婦共に死亡保障は不要!・・という
計算結果が出る場合があります。
きちんとした生活設計の結果で・・です。
そういう夫婦は、貯蓄額も多いものです。
そういう場合は、夫婦共に生命保険には
いっさい加入しません。(当たり前)
ますます、貯蓄が増えます。
どんどん、健全な家計になります。
さあ! 健全な家計の夫婦が住宅建築!
ということになった場合、
死亡保障必要額はどうなるでしょうか?
団信に加入するかんだら・・なおさら、
死亡保障は不要になる?
残念でした。 逆です。
マイホーム建築ををする場合には、
普通は、貯めていたお金から大部分を
頭金として出してしまいます。
(貯蓄額が、ガクンと減る!)
死亡保障必要額を算出する際に、
以後の配偶者の収入の多寡と同様に
重要なのが、貯蓄残高!・・なんです。
貯蓄残高が少なくなることで、
今まで不要だった死亡保障が必要に
なる場合が出てくる・・ということです。
まともに生活設計している人であれば、
マイホーム取得をすることで、
死亡保障必要額を減らすことができる
・・のではなく、
死亡保障必要額が新たに発生する!
・・という場合があります。
業界が言う「常識」はは全く真逆です。
保険屋さんの話を真に受けてはいけない。
自分の頭で考えよう。
まともな生活設計を行ないましょう。
生命保険に関しては、
日本はゾンビだらけだべ。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて18年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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