どう考えたらいいですか?
※マイホーム建築を考える場合は、
優遇制度より肝心なことがあります。
自分の頭で考える生活設計。
発見したばかりのQ&A記事を取り上げて、コメントしています。
Q
新築の注文住宅を今年中に建てるにあたって質問です。
今年まで住宅ローン減税が13年です。
※その3年分の金額は具体的にいくらでしょう?
実例で確認してみましょう。
住宅ローン減税 10年から13年に
10年目まではこれまでどおりローン残高の1%、
「11年目以降の減税幅は建物価格の2%と
ローン残高の1%還付を3年間続ける場合と
くらべて、少ないほうの金額が実際の減税額」
となる。
※その追加された3年間の具体的な金額は、
実際にいくらぐらいでしょう?
去年、マイホーム建築の実行支援を行なった、
Kさん(40代)の資料を見てみましょう。
建築価格は 22,995,000円でした。
建築価格は 約2300万円で、夫婦それぞれで
住宅ローンを借りたケースです。
1 ローン控除期間はローン控除を最終戦!
2 最初に ドン!と繰上返済をした場合
どちらが お得なのか?の 具体的な比較資料です。
( 掲載資料は 繰上返済を優先したもの )
結果、お得になる金額は・・
1が530万円! 2が700万円!
繰上返済をした方がお得という結論でしたが・・
※11年目から13年目までの3年間の控除額合計は?
夫分:212,900円、妻分:333,400円、
合計は 546,300円です。
ローン控除期間3年延長の効果は、
50万円ほどになることが分かります。
また、次世代エコポイントもコロナの影響で6月まで延期
になりました。
次世代住宅エコポイント
2019年(令和元年)10月に行われた消費税率10%への
引き上げ後の住宅購入やリフォームを支援するため、
新築は最大35万円相当、
リフォームでは最大30~60万円相当の
様々な商品と交換できるポイントを付与する補助金制度。
新築・リフォームそれぞれの予算は
新築:1,032億円、リフォーム:268億円で、
ポイント発行申請は2020年3月31日まで
(やむを得ない理由がある場合2020年6月30日まで)
と予定されているが、
予算がなくなり次第終了となるので、注意が必要。
※次世代住宅エコポイントも使えれば、
最大35万円もお得になりそうです。
住宅金利も安い状態が続いてます。
しかし
コロナウイルスの消費落ち込みで消費税が8%に戻る
ようなニュースも拝見されます。
※可能性は低いかと思われますが・・
仮にそうなれば、2%分安くなります。
具体的な金額はどうか?
仮に 2300万円のマイホームの場合、
2300×0.02=46 (万円)
消費税が8%に戻れば、46万円 得をします。
最終的には総合的に判断いたしますが、
今後建築材料費等上がっていくのか、
それならば今年中に建てた方が良いのか、
皆様なら今後の見通しを考えてどうさなるのか教えてい
ただければ幸いです。
※さあ・・どうでしょう?
1 ローン減税の3年延長分でお得な金額は、
50万円台です。
2 次世代エコポイントでお得な金額は、
最大で35万円です。
3 もし 消費税が8%に戻れば お得な金額は、
40万円台です。
これらの金額は、さあ・・どうでしょう?
誤解を恐れずに言えば、建築時期を左右される
ほどの 大きな金額でしょうか?
私は、マイホーム建築を検討する際には、
実に ちっぽけな金額だと思います。
これらの ちっぽけな金額で踊らされては
いけない! ・・と言いたい。
※土地はすでに持っており、まだ契約はしてませんが
ある程度住宅会社工務店も決まっております。
※マイホーム建築で、最も肝心なことが
この最後の文章の中に隠れています。
「ある程度 工務店も決まっております」
マイホーム建築で 最も肝心なのは ここ!
「建築建物の煮詰めと 工務店選び」です。
これしだいで、40万円や50万円といった
ちっぽけな金額ではなく、
けた違いの 400万円や500万円といった
価格差が現実に発生しています。
「ある程度 工務店も決まっております」
・・が、どの程度のことをした結果なのか?
早い時期に 意気投合して、
いっしょにプラン作りをしてきたのであれば、
( 殆ど 他の工務店との比較をしていない )
その工務店の言い値で建てることになります。
4~5百万円も高い建築をしても、
気づくことはありません。
チマチマした「お得な制度」に振り回される
より、
「建築建物の煮詰めと工務店選び」
に、腰を据えて取りかかる方が、
はるかにお得なマイホーム建築になります。
A
住宅ローン減税って、結局10年ずつずっとやってませんか?
コロナウィルスの影響はかなり深刻です。
私なら、税金が下がるのか建築材料の値段が上がるのか
不透明な状況なのでとりあえず何もしません。
資材が入ってこない可能性も十分ありえます。
金利はここ3年くらいそんなに変わってませんし。
A
ナフサはめちゃくちゃ下がってますよ。
サプライチェーンの寸断は別問題ですが。
住設関係の混乱は復旧に相当時間かかるでしょうね。
なんせまだ収束していませんし
受注残は今この瞬間も積み上がっています。
価格の問題以前に今から今年中の竣工は無理だと思いますよ。
そして長期金利は上がってますよ。
A
新型コロナウイルスの影響は既に出ています。
中国に工場をもつ設備関連など材料は足りない組み立ての労力も
確保できず 製品の輸入もストップしている状況ですから。
約束の工期に間に合わなければ住居に住めず
減税も来年に持ち越しになるか。
現在の株の乱高下や為替の乱高下底値がいつなのか?
景気の先が見えず不動産会社や工務店が潰れないことを
祈るばかりです。
A
待つ間に家賃が発生します。
消費税がかかる部分が2000万としても2%で40万。
首尾よく下がっても、半年の家賃で相殺では。
チマチマした制度のこよより、
大切なことがあるべ。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて19年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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