「住宅ローン減税」を捨ててでも
待った方が良いと思いますか?
※肝心なのは、そこではない。
自分の頭で考える生活設計。
発見したばかりのQ&A記事を取り上げて、コメントしています。
Q
死ぬほど悩んでます…。
※死ぬほどのことではありません。
注文住宅を建てる為に、今週中に土地の契約をする予定でした。
しかしコロナの関係で家の部材が一部入ってこない、など
ハウスメーカーの担当者から聞かされたので
契約をするのをとりあえず辞めようとかと思っています。
なぜなら、今後コロナによってもっと部材が入らないかも
しれないので引き渡しが延びる可能性があること。
(引き渡しが延びると土地のつなぎ手数料が月2万発生します)
※半年延びると、12万円です。
誤解を恐れずに言います。
住宅建築関連の中では、微々たる金額です。
これを、今・・土地契約をするかどうかの
判断材料にしてはいけない。
あとは国の政策がまだ発表されておらず、
消費税減税やローンの金利引き下げ、
マイホーム関連で何か有利な事があるかもしれないという
ことがあるからです。
※それらも、せいぜい・・それぞれが、
数十万円という金額です。
誤解を恐れずに言います。 これらも、
住宅建築関連の中では、微々たる金額です。
これらも、悩む意味のないことです。
ですが 担当者に今の感じだとコロナが関係してくるのは
家の引き渡しが1ヶ月延びるか延びないかだけだから
土地の契約は早めにしておいてほしいと言われました。
※はい、もちろん、営業トークです。
いま契約をすると、
2021年3月までの住宅ローン減税に間に合ってお得だし、
※たいして お得でもない。
2021年4月にはまた住宅そのものの値段が上がるから
※そこは営業トーク、真っ赤なウソ。
今が得だと言われました。
※ぜんぜんお得ではない。
担当者いわく
家の部材はどんどん高値になっていっているらしく、
年に50万ずつくらい上がると言っていました。
※営業トーク。 平気でウソを言っています。
私はこの仕組みもよく分かりません…
※仕組みなんか無い。
土地自体は、いま仮予約という段階でこれから契約をして
決済する予定でした。
もしいま契約をせずに政策を待つと、
(私の中で半年くらい待つ予定)
もうこの土地はその時に残っていても契約できない可能性
もあると言われています。
※どんな可能性だってある。
土地はそこそこ気に入っているのですが絶対にそこ!という
訳ではありません。
※ なんだ。
むしろ、不景気なのでもっと良い土地を売る人がいて、
どんどん出てくるのではないかとも思っています。
ハウスメーカー側の、早く契約をしてほしいのは凄く分かります。
ですがいま急いで契約をする必要もないし、不景気だからこそ
家自体の値段も下がるのではないかと思っています…。
甘いですかね?
※少なくても、土地の値段は下がる。
本当に悩んでいますが、
担当者は会社側にとっての良い事ばかり並べていると思うので
完全に信用する事もできません。
※当たり前、営業マンを信用してはいけない。
ハウスメーカーの方ではない一般の意見が欲しいです。
いま契約すべきか、待つべきか。 よろしくお願いします。。。
補足
みなさん回答ありがとうございます。
落ち着くのを待った方が賢明という方が多いのですが、
いま建てれば間に合う「住宅ローン減税」を捨ててでも
待った方が良いと思いますか?
※そんなものは、捨ててはもったいない
というほどのシロモノではない。
私にとって唯一引っかかるのはここなんです…
※おバカさんです。
そんなことで死ぬほど悩んでいた?
もっといい政策や値下げがなかったらどうしよう、
待つだけ損なのかなという思いも少なからずあります。
※つまらないことを気にして悩んでいます。
マイホーム建築の際に 悩むべきは・・
優遇制度などの数十万円ではなく、
建築業者間の価格差 数百万円の方だ!
的外れなことで 死ぬほど 悩んではいけない。
そもそも、このハウスメーカーは、
どうやって決めたんだろう?
きちんと、比較検討を行なったんだろうか?
※何も決まっていない段階で、業者を決めるな!
※マイホーム建築は、同じサイズ・内容でも
建築価格は 数百万円の差がつく。
税制優遇などでの数十万円とはケタが違う。
家を建てたい・・と思いついた時点で、
まず この事実を しっかり認識しよう。
建築業者選び次第で、桁違いのお金を失います。
A
コロナによる経済の落ち込みを受けて住宅の受注や売買が
大幅に落ち込むことが予想されます。
そのため、コロナが一通り落ち着いたら今以上の
住宅ローン減税が打ち出される可能性は高いと思われます。
以上から今は契約を急ぐべきではないでしょう。
A
①消費税が下がる事はあり得ない点:
そんな面倒な事をすれば、
「再度税率を上げる事(少なくても15%出来れば20%)」
が出来なくなりますから、
間違っても実行する事はありませんよ。
より市場が混乱するだけなので、その様な政策はあり得ませんね。
②設備品の納品は元に戻りつつある点:
一時期は中国からの部品の供給が遅れて、
日本での生産体制に支障が発生していましたが、
今は徐々に再開されていますので、
5月には完全に正常化すると思いますよ。
③これ以上金利が下がる事は無い点:
史上最低の長期金利の上に、不況対策として日銀が更に市場に
紙幣を送り込んでいるので、今以上に金利が下がる余力はありません。
④建材が上がる事は無い点:
日本の円がダダ下がり(つまり円安)をすれば別ですが、
今のところはその逆の可能性が高いので、
建材が上がる要素は、ここ数年で考えればありませんね。
⑤長期的には地価が下がる点:
ここが一番の問題でしょうね。
日本は既に「人口が自然減」の状態なので、その差の人数を、
海外からの「移民(日本の国民と同じ)」として受け入れない限り、
人口の減少は止まらないのですが、
その様な政策は日本は取っていないので、「需要と供給のバランス」
から、余程魅力のある大都市圏の近郊でもない限り、
地価はジリジリと下がりますので、この点はご理解ください。
あなたの選んだ敷地はこの点から考えて、大丈夫なのでしょうか?
A
私なら契約しません。 急ぐ必要はないからです。
人口が減る一方で土地や住宅が余っています。
土地は安くなっていくでしょう。
こんなに社会情勢が不安定になれば株価が乱高下します。
投資家は安定投資として円を買いますから円高になります。
今後、住宅の部材で輸入されるものは安くなっていきます。
そういう嘘ばかりの営業を抱えているメーカーとは余計に
契約したくはありません。
優遇制度に注目するのではなく
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて19年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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