「やっぱり魅了魔法を使ったんだね」
「お父様、私、魅了魔法は使っていません」
所々に入るこんな父親とのやりとりが
なんとなく小気味いい感じで
よかったです。
というか、挿し絵のお父様がかっこよすぎ。
まあ、騎士団にはいますが、弱々な設定で
強くはないのですが。
娘のありもしない魅了魔法に
頼ろうとする時点でヘタレ野郎です。
あと、騎士団クビになったと勘違いして
騒ぎまくる困ったちゃんです。
父親を語ってしまいましたが、
なかなかお近づきになれない王子と
なんとか親しくなって
最後はハッピーエンドになれて
本当によかったです。
~~内容は…~~
ルーラ・ディライトは地味な容姿で
読書が趣味の侯爵令嬢。
美形揃いの一族の中では
異端児であった彼女は、
ある日父親から一つの命令を受ける。
実家の没落を回避するため、
かつて祖先が使ったという魅了魔法で、
第一王子エドワードの心を虜にしろというのだ。
だが、魅了魔法の使い方はすでに失われ、
ルーラは魔力を持っていないと断るものの、
「君は頭が良いから大丈夫」と
父に押し切られてしまう。
快適な読書環境(実家)と可愛い弟を守るため、
ルーラは本の知識を駆使して奮闘し、
エドワード王子との仲は急接近!?
魔法に頼らないシンデレラ・ストーリー!