沢を登りつめて、巻機山・割引岳山頂へ
8月18日、巻機山登山の続きです。幾つか雪渓を越えましたが、この最後の雪渓の最後のところが、ちょっと越えるのが大変でしたぁ~。そのまま雪渓の上を歩いていっても良かったのですが、もし、自分の体重の重みで、雪渓が崩れたら、谷に落ちて怪我をするのは必至…。山に行って、無理をして、怪我をするわけにはいきません。途中まで雪渓を歩いていったのですが、結局バックして、手前から右側の草付の斜面を登り、草をつかみながらのトラバースして、雪渓の向こうに下りました。傾斜もかなりきつかったので、ちょっとスリルがありましたよぉ~。これが、最後の雪渓を振り返ったところ…。なかなか深い谷でしょう?そのあとは、小さな雪渓が、ところどころにあるだけ…。登っていくと、だんだんと空が広くなってきて、ようやく谷にも太陽の光が届くようになりました。正面の絶壁の手前、右側に登山道があるのが分かりますか?その急斜面をぐいぐい登っていくと、ようやく稜線です。それまでの沢とは違って、稜線は、ゆったりとした高原のよう…。風になびく草や花々が、とってもきれいで気持ちよさそうでしたぁ~。真ん中あたりに土が広く見えているところがありますよね。そこが登山道の合流地点です。左から登ってきて、そこに出て、ヌクビ沢は終わり…。そのまま、この三角錐の山、巻機山群の一つ、割引岳に登りました。ちょっと、もやっていましたが、展望は良かったですよ。スリリングな沢を登りつめての山頂、尾根伝いを歩いて登る山頂とは、また違う感動がありますよね。