「チャイルド・スポンサーシップ」
木曜日は「学校公開」でした。その時に、「道徳」の授業をしたのですが、取り上げた題材は、「世界がもし100人の村だったら」です。子どもたちは、真剣に考えてくれました。最後に、「100マス作文」で、今思っていることを書いてもらったのですが、「自分も、これからできることをしていきたい」「たとえわずかでも、自分の小遣いから募金したい」「食べ物や水を大切にしたい。無駄遣いしないようにしたい」「今、自分にできることは勉強すること。しっかり勉強したい」…など、みんなとてもいいことを書いてくれていましたそのなかで、「ぼくも大きくなったら、今先生がしているような援助をしたい」…と書いてくれた子がいました。実は、授業のなかで、最後に今、自分がしていることを話したのです。それは「チャイルド・スポンサーシップ」という働きです。これは、世界の開発途上国(貧しい国)の子どもとその家族を、継続的に支援するもので、申し込むと一人のチャイルド(子ども)を紹介されます。そして、その子どもが学校に通うことができるように、また家族の生活が少しでも豊かになるように支援を続けるのです。援助額は、毎月4,500円(一日にすると、わずか150円…ペットボトル一本分)です。その子どもと手紙のやりとりをしながら、その子の成長を見守っていきます支援している子どもたちの写真や手紙を見せながら、話をしました。みんな真剣に聞いてくれていましたよ。そして最後に、こんなことを話しました。「でも考えてみれば、先生たち家族が支援しているのは、世界中の学校に通うことのできない、約7,500万人の子どものうちのたった一人です。そう考えると、『援助している』なんて言えないかも知れません。でも先生は、『貧しさに苦しむ子どもたちに、【何もかも】はできなくても、【何か】はきっとできる…」という気持ちで続けています。何もしないのは、どこまで行ってもゼロですよね。これが、今先生がしている、『世界』の人のために先生にできる『何か』…です。みんなも、困っている人や苦しんでいる人のために何かをする…という人として当然のことを、自分のできる範囲でできる人になってほしいな…と思います。」そんなことを話しました。春には中学生になる子どもたち…しっかりと受け止めてくれています。