Gliga's Diary~山・家族・小学校~
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今、話題となっている 映画「ブタがいた教室」の原作となった本 『豚のPちゃんと32人の小学生~命の授業900日』を読みました。 読んで良かったです。 映画以上に感動したし深く考えさせられました。 ドキュメンタリーでテレビ放映されたときには、 これが教育と言えるのか…とか、残酷すぎる…とか、 かなり批判や批難を受けたそうです。 脅迫まがいのものもあったそうです でも、この本を読んで、 教師と子どもたちが900日にわたって、一日も休まずに、 豚を飼育しながら、命の大切さについて取り組んできたことを、 わずかの時間のドキュメンタリーでは、 やっぱり伝えきれない…と思いました。 また、この本を読んで、映画は、 この本にかかれている命の授業とは別の、 出演した26人の子どもたちが 命と向き合ったもう一つの記録 …のようにも感じました。 この実践が良かったのか悪かったのか、 実践された黒田先生自身も分からない…と書いておられますが、 私も、正直言って分かりません ただ、子どもたちが真剣に 「命」について考えたことは事実ですし 本を読んだ私自身が、「教育」ということについて、 深く考えさせられていることも事実です やっぱり、教師と子どもたちが、 真剣に取り組んだことに対して、 実際に体験していない人が、 簡単に正しかったとか間違いだった …とか言うことはできないなって思います。 この本を読むと、 ただ豚を飼って、 そしてそのあとどうしようか…ということではなく、 食肉センターに見学に行ったり、ソーセージを作ったり、 豚肉料理を作ったり、 日本人は一年間でどのくらい豚肉を食べるかを計算したり…と、 様々な体験や学習を積み重ねてきたことも 知ることができます。 本に、こんな一節があります。 「もうこれまでに豚を飼うことを通して、いろんな学習、 たとえば、食の学習、生の学習、死の学習をやってきたので、 実は、このことが豚を食べたことになっているんだ。 実際に口にして食べたのではないけれども、 食べたことと同じになっている。」 読んでいてハッとさせられました。 実は、映画を観たあと、 食肉センターに送ってしまうという結論に、 少し違和感というか、すっきりしないものがあったのです。 けれども、この言葉は、 確かにそうだな…と、心にストンと入ってきた一節でした。 では、 自分だったらこういう実践をするか、したいか、 子どもたちのために必要だったのか、必要ではなかったのか、 今も自分の中でぐるぐる回っています。 でも、それがまた必要なんだな…と感じています。 少し熱くなって たくさん書きすぎてしまったかな でも、こんなふうに、 子どもたちと一緒に熱くなれるような、 一緒に悩み一緒に楽しみ 一緒に笑い一緒に泣き一緒に感動し そんななかで一緒に学んでいける…。 そんな授業をしたいなって、 改めて、強く強く思いました
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山登りの思い出や記録、勤務している小学校でのこと、日々の生活でのちょっとしたことなど、のんびりと綴っていきます。どうぞお気軽にコメントください。
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