想い出は心の宝石箱に。。。

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　　『私が愛した大統領』（　原題　Hyde Park on Hudson）を、CATV で鑑賞しました。

　　　2012年に公開されたイギリスの映画で、アメリカのフランクリン・ルーズベルト

　　　大統領と姪のマーガレット・サックリーとの、不倫関係を描いたものです。

　　　これは、サックリーの死後に発見された、彼女の日記に基づく実話。

　　フランクリン・ルーズベルト（　1882～1945　）というと、アメリカ第32代

　　大統領で、アメリカ憲政史上唯一大統領を４選務めたというのが、一般的な知識。

　　また、世界恐慌、第二次世界大戦時のアメリカ大統領であり、ニューディール政策と

　　第二次世界大戦への参戦による戦時経済は、アメリカ合衆国経済を世界恐慌のどん底

　　から回復させたと評価されています。現在でもアメリカ国民からの支持は根強く、

　　人気のある大統領といえましょう。

　　そのようなルーズベルト大統領に対する、皇子の歴史的認識にはない、彼の赤裸々な

　　女性関係が、この映画で暴露されてびっくりぽん。 

 　　しかしよく考えれば、アメリカ大統領が愛人をもつなどということは、別に驚く

　　ことでもありません。最も有名なのが　ジョン・F・ケネデイーで、自由の士という

　　大統領としての実績と同じように、女性関係でも自由の士でありました。

　　女優マリリンモンローとの噂が最も有名で、他にもストリッパーのブレーズ・スター、

　　画家のメアリーメイヤー、マフィアのボスサム・ジアンカーナの愛人ジュディス・

　　エクスナーなどなど。しかし、ケネデイーと関係のあった女性はすべて謎の死を

　　とげていて、裏に FBI  の関与があるとの見方もあります。

　　アイゼンハワー大統領は第二次大戦中、傍にケイ・サマーズビーという愛人が

　　いました。アイゼンハワー将軍の個人秘書と、軍事秘書を兼ねていたのです。

　　ウッドロー・ウィルソン大統領の二番目の妻は、イーディス・ボーリング・ゴルドですが、

　　最初の妻エレンが１９１４年８月６日に没。しかし、半年以上前の５月にはすでに

　　大統領がプロポーズしていたことから、この二人がファーストレディーのエレンを

　　殺したという噂が流れたそうです。

　　一番記憶に新しいのが、 ビル・クリントン大統領の愛人モニカ・ルウィンスキー。

 　　当時ホワイトハウス実習生であったモニカは、クリントンと不倫関係となり、それが

　　国民の知るところとなるや、彼女自身の人生をすっかり狂わせてしまいました。

     男が権力を持つと愛人を持ちたいと思うのか、それとも権力を持つ男には女性が

　　魅力を感じて、不倫関係もいとわず恋に堕ちるのか？？

　　日本でも政治家の女性問題は、マスコミでよくとりあげられます・     

      有名な田中角栄や中曽根康弘、そして保守合同で重要な役目を果した三木武吉は、

　　選挙演説で「私は妾が何人もいるが、ちゃんと面倒を見ている」といって当選した

　　そうです。また、吉田茂も奥さんが死亡してから、「小りん」という元芸者と同棲

　　していました。

　　日本では妾とは、成功した男性の勲章のようなもので、それなりに世間から認められて

　　いたように思います。しかし、妾というのが女性に対する一種の差別用語というか、

　　男女平等主義の論点から政治家の失脚に、つながる要素となってしまいました。

　　1989年週刊誌＜　サンデー毎日　＞に、神楽坂芸子の中西ミツ子との愛人関係を

　　暴露された、内閣総理大臣・宇野宗佑の女性スキャンダが、記憶に新しいですね。
　
　　宇野が「　もし自分の愛人になってくれたらこれだけ出す」と言って自分の指を

　　三本出したそうです。中西は３００万円だと思っていたのですが、宇野は３０万円

　　だったことから、頭にきた中西が週刊誌にリークしたとのこと。
　

　　このスクープは同年7月の第15回参議院議員通常選挙において、争点となったいわゆる

　　3セット（　リクルート問題、消費税問題、宇野首相の女性問題　）のひとつとなり、

　　自民党は改選議席の69議席を大幅に下回る36議席と惨敗。

　　この責任をとって、宇野は引責辞任となりました。

　　さてさて、わからぬのは男女の仲。

　　男がバカなのか、女がバカなのか？？？？

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