想い出は心の宝石箱に。。。

2018/01/08(月)13:23

自叙伝(36)奇人・変人 。。。

​​    皇子は、自分を< 奇人・変人 >と認めますが、それに輪をかけたある地銀の  郡山支店長のお話。                               類は友を呼ぶというか、彼も単身赴任ということで、どういうわけか馬が合い、お互いの  事務所を訪問し、話しあうようになりました。そしたら、彼は< 朝駆け夜討ち >  ではありませんが、朝晩関係なく自分の都合で、マンションまで押しかけてくるのです。   そして、弊社と彼の銀行との取引関係を、なんとかして作ろうじゃないかとの、相談を  持ちかけられました。   彼は、副頭取( この銀行創家出身で、現在は頭取 )の懐刀らしく、副頭取の  ポジションに相応しい弊社の役員を、皇子が連れだす事が出来れば、両者の会談 の場を自分が設定すると。   弊社の国内担当役員が、国内取引を活性化させようと、たまたま全国行脚を  開始したとの情報を得ていました。地方取引の拡大という全社的な機運もあって、  タイミングよく両者の会談が実現しました。   この役員の方は、とても誠実で実直な方であったこともあり、副頭取と意気投合し  この会談以後、同銀行との初取引が出来ました。弊社にも、金融事業本部と  いうものがありますから、銀行向けの金融商品の提供を行ったわけです。                    あるとき、その銀行本店所在地山形に出張した際、二人で飲みました。飲んだと  いっても、皇子はいつも通りウーロン茶ですが・・・  弊社との関係が構築出来、上機嫌の彼は酔いもあったのでしょう、これから自宅に  来いと言うのです。   そう言われても夜の急な訪問は、奥様にとって迷惑千万な事は明白ですから、  固辞。そしたら、急に怒りだして、  ( 都会人の悠愛さんは、田舎の家には、来れないと   いうのか!! )   どうも、酒癖が悪いようです。仕方なく、ぐでんぐでんの彼を抱えて、ご自宅に。   奥さまから、一応歓迎の御言葉を戴きましたが、心からでないことはわかります。  夜11時過ぎの訪問者なのですから。  ( 悠愛さん、これから息子起こしてくるから、彼に   人生訓を説教してくださいな。 )   目をこすって、高校生の息子さんが2階から、降りてきました。皇子がそこで何を  話したかは、全く記憶にございません。                       弊社のお取引先で構成している懇親会があり、総会と春と秋のゴルフコンペを開催。  総会には、毎年外部から講師を招聘し、講演をお願いしていました。そこで、彼の  銀行がメインバンクである銀山温泉<藤屋>の売れっ子女将、藤ジニーさんの  招聘を目論み、彼に相談。   ジニーさんは、カリフォルニア出身の米国人ですが、91年銀山温泉藤屋7代目と  結婚し、和服が似合う金髪女将として、当時はマスコミに数多く登場し、時の人  でもありました。   銀山温泉に行き宿泊の上、彼女と交渉すると彼の事前根回しもあったのでしょう、  快諾してくれたのです。  あまりも、美しい方なので、ついでにサインもらってしまいました。                             マスコミから引っ張りだこであった、ジニーさんの講演ということもあって、当日は  お取引先の皆さんで会場は、溢れんばっかりの盛況。講話は< おもてなしの心 >  というものでした。   講演後お取引先の皆様から、  ( 悠愛支店長、初めていいこと、したずら。)   と、誉められたのでありんす。   以前にも記事にしましたが、彼女は子供を連れて2008年に米国に戻ったきり帰らず、  高級ホテルに改装した過大投資がたたり、藤屋そのものは2010年会社更生法を  申請。                                                  奇人・変人というのは、社会通念・常識に従わないところから、変わっていると  見られます。しかし、常人では考えられない、独創性と創造性に富んだ人物  であることもあります。   彼の場合も、進取の気性に富んでおり、自分が正しいと信じたことは、がむしゃらに  その実現に向けて、突っ走っていくタイプでした。彼からの依頼で、郡山支店の行員に​  対する​講演​会の依頼を受けました。​                                     社内報に掲載するとして、本店から広報関係の方も、出席されました。  行員の方は、みなさんノートと筆記用具をもって、座っています。  ( 日本の経済や金融情勢を期待して、集まられている   かもしれませんね。   そうであれば、どうぞノートをしまってください。   そんな事は、皆さんの方がプロなのですから・・・   本日は私の日頃の想いを、徒然なるままに話さして   もらいます。 )                      数か月後、その記事が社内報に出たとして、支店長が届けにきました。  ( 残念ながら、経済的且つ有意義な情報を、この講演会   から何一つ得る事が、出来なかった。   しかし、恒に自分の意志を貫いてきた、悠愛支店長の   生きざま、今の日本では見られない< 侍魂 >を、   その話から感じる事が出来た。 )   あちゃ~~~・・・                                                                    ==つづく ==           ブログ村ランキング参加しています。          下の画像を応援クリックしてね。                 ↓                                

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