想い出は心の宝石箱に。。。

2018/03/08(木)12:00

銭湯 。。。

          ♪  あなたはもう忘れたかしら                    赤い手ぬぐいマフラーにしてえ~                         二人で行った横町の風呂屋~~~~   ♪                   1973年にリーリスされた、南こうせつとかぐや姫の< 神田川 >。     学生時代のほろ苦い恋の想い出を歌いあげたフォークソングですが、当時の木造アパート     にはお風呂がありませんでした。 内風呂のない家庭では、銭湯という公衆浴場に行った     わけです。                                      街中の銭湯は、高い煙突が聳え立っていましたから、その場所は一目瞭然。    1965年には全国で2万2千軒あった銭湯も、風呂付住宅が一般的になると共に減少し、    2005年には5276軒まで落ち込んでしまいました。      むしろ、< スーパー銭湯 >と呼ばれる、公衆浴場法ではサウナや健康ランドと    共に < 特殊公衆浴場 >に分類される銭湯の方が、大衆に支持されるようになったのです。                              銭湯の入口を入ると、男湯と女湯を見渡せる< 番台 >があり、ここで入浴料金を支払い    ました。髪結いの亭主ではありませんが、お風呂屋さんの亭主になれば、毎日目の保養が    出来るにのにと思った男性も、少なくはなかったはずです。      脱衣所には牛乳販売機が設置され、風呂上がりに冷えた牛乳は、子供心にとても楽しみ    でした。                         風呂場の正面には、どういうわけか富士山や三保の松原のペンキ絵が、描かれていま     したね。皇子が通っていた頃の銭湯の湯桶は木製でしたがやがて合成樹脂に取って     代わられ、これを広告媒体とした、<  ケロリン桶 >が銭湯湯桶の定番となった     そうです。      ケロリンは、内外薬品のアスピリン鎮痛剤で、1963年東京温泉でケロリン桶     が初めて使用され、 その後全国的に普及されたのこと。        いまやスーパー銭湯以外には行かなくなりましたが、内風呂とは違い大きな湯船に身を     浸し、ひとときの極楽を味あう銭湯ファンも、いまだ多いとのこと。                                銭湯を舞台にした、ちょう感動作品が2016年に公開された、< 湯を沸かす ほどの熱い愛 >。第40回日本アカデミー賞で6部門を受賞し、主演の 宮沢りえが< 紙の月 >とは違う雰囲気の女性を好演。    宮沢も素晴らしかったのですが、つらい現実から逃げない勇気をしぼり出す娘を、  ひたむきに演じた杉咲 の演技には、目を見張るものがありましたよ。   奇想天外の結末など、邦画の中でイチオシの作品ではないでしょうか?!            ブログ村ランキング参加しています。           下の画像を応援クリックしてね。                 ↓                                      

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