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想い出は心の宝石箱に。。。

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2019.07.24
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カテゴリ:ウイーン回想録
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​​ ヨーロッパでガラス工芸品といえば、イタリアのヴェネチアン・ガラス

 と、チェコのボヘミアン・
ガラス。チェコからの代表的なお土産品と

 しても有名です。

      
      
    

 ボヘミア地方に豊富にあるブナの木を燃やして、得られる炭酸カリウムを原料に

 使うことで、
​​カリウム酸化物の含有量が多くなります。その結果ガラスの透明度と

 硬度が高い工芸品の製造が、​​
可能となりました。



​​ 皇子がウイーン在勤中に、父がたまたま秋の叙勲を受けたので、そのお祝い

 の品としてボヘミアン・クリスタルガラス
​​の花瓶を購入して、届けました。

 その父も母も亡くなったことから、その花瓶はわての手元に遺品として​​
今は

 あります。





   



 
        




​ グラインダーでガラス表面に文様を削りだす、伝統的な職人の技が特徴です。​
  
​​   500PKとは、 1923年にL・プロストジェドニークが、500番目に考案した

 カットデザイン。​​



​ レースカットコレクションの中で、ボヘミアクリスタルを一躍有名にしたデザイン​

 で、光の反射が美しく繊細なレース模様は、クリスタルガラスの中でも最も

 美しいと言われています。




 日本大手磁器メーカーの N社が、クリスタルガラス製品を東欧の何処かの

 メーカーで 
OEM生産させたいとして、プラハに入ってきました。

 チェコのあるメーカーを紹介し、彼等に同行して
通訳を行いました。

  
[ナハトマン] スフィア  24cmベース

      (  現在販売されている、N社のOEM クリスタルガラス製品 )

     
       

​ 相手の女性( 東欧では男女均等の労働条件ですから、対面する相手は女性の

 場合が​
多いのです )が、ソーダライムから生産するガラス食器と、クリスタル

 ガラス食器
を並べ乍ら、その違いや商品の特製について説明。

  
​ ( このクリスタル・ガラスは素晴らしいでしょう?! )​

 と、自画自賛するので、

 ( いやあ~~、このクリスタルガラスは、確かに素晴らしい!! でも、

   貴方の美しさの
足元にも及びませんよ・・・)

 と、わてが言ったのだす。


​ 勿論英語でですよ。こんな歯の浮くようなセリフは、日本語ではよういえまへん。   ​

 したら、喜ぶこと、喜ぶこと・・・帰りはエレベーター・ホールまで、見送り

 してくれました。


​​ 
    N社の人は、アウガルテンやヘレンドの食器の品質を、くそみそにこきおろして

 いました。N社のごとく機械生産マスプロの商品と、手作りの工芸美術品

 比較することが、そもそもお門違いとは思いませんか?!

 
​​







​​​​​​​​​​​   そういえば、知ってましたか????

 ハンガリーの首都ブタペストって、ブタ地区(高台で王宮がある、高級

   住宅街)と、ペスト地区(平地で商業地域)が合併して、出来たんだって・・


 ブタ地区から眺めるドナウ川の流れは素晴らしく、< 東欧のパリ >と

 呼ばれているそうです。


 




 プラハでもブタペストでも、宿泊したホテルには日本人のツアー

 団体客
、ジジババがワンサカワンサカ。彼等は、ヘレンドの食器

 ボヘミアンガラスを、バンバン買いまくっていくそうです。


 中国人の瀑買いを我々は冷ややかに見ていますが、30年前は日本人も

 海外で同じことを、やっていたわけですよ。


           ​​​​​​​​​​​


 ​    走る犬のgifアニメ     == 続く ==   走る犬のgifアニメ走る犬のgifアニメ    


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Last updated  2019.07.24 13:18:42
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