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日本には古来から、土鈴というものがありました。
粘土を焼成して作られた土製の鈴のことで、江戸時代から流行り今は郷土玩具や
縁起物として、各地に残っています。
予め中空になるよう考えて作った型を、半分に割った二つの木型にして、そこに
粘土を押しつけて外身を作り、中に丸玉をいれて貼り合わせた後、焼成して
作るそうです。
新年になると、むさしの深大寺窯製の干支土鈴を購入し、息子夫婦が
プレゼントしてくれます。この深大寺土鈴は、元々魔除けとして作られて
いたと言われ、素焼きの生地に絵付けをしただけの素朴なもの。
彼等は2006年に結婚しましたので、総ての干支の土鈴が集まり二巡目に入り
ました。
それでは、十二支の神代寺土鈴を紹介しましょうかね。
子
子(ね)は十二支の一番目の動物で、ネズミのことを指します。ネズミは
繁殖力が高く、子宝の象徴となるので子孫繁栄の意味がこめられています。
今年の干支ですね。
丑
丑(うし=牛)は昔から、食用というよりも生活のパートナーでした。
力強さの象徴であり、粘り強さ、誠実さを表すとされています。
寅
寅(とら)とはトラのこと。トラは勇猛果敢な動物であることから、決断力や
才覚といった意味も込められています。
卯
卯(う)はウサギ。ウサギはおとなしく、穏やかなイメージから安全の象徴
として、さらにその跳躍力から飛躍、向上という意味も持ち合わせています。
辰
辰(たつ)は龍・ドラゴンのことを指します。十二支の中では唯一空想上の
生き物。東洋では龍は生活に密接なモチーフでした。中国では古代から龍は
権力の象徴とされており、ここから辰は権力の意味合いを持っています。
巳
巳(み)はヘビのこと。ヘビは脱皮を繰り返して成長するため、世界で「永遠」
や「生命」、また「再生」の象徴にもなっています。
午
午(うま)はウマ=馬を表します。ウマもウシと同様に生活に欠かせない
大切なパートナーで、健康や豊作を象徴する十二支の一つです。
未
未と書いてヒツジ。ヒツジは動物の中でも群れで生活することを好む
ことから、十二支の中でも家族安泰の象徴とされています。
申
申はサルを指します。サルは知能が高く、神の使いであると信じられ、賢者を
象徴する動物となっています。
酉
酉はトリ、特にニワトリのことを指します。トリは「取り込む」ことに
つながり、商売繁盛の象徴として扱われます。
戌
戌(いぬ)はイヌのこと。古くから生活をともにしてき、特に主人に忠実に
従うことから、忠義の象徴という意味が込められています。
亥
亥(い)とはイノシシのこと。イノシシの肉は昔から万病に効くと考えられ、
無病息災を象徴します。日本では亥=イノシシですが、中国ではイノシシではなく
ブタを指します
ところで、ワンコが干支に入っているのに、ニャンコがなぜいないので
しょうか?
諸説ありますが、民話として残っているこのお話が、一番面白いのではないかと。
神様が新年の1月1日、神様の下に着いた順番にその者を年の大将とすると、
動物たちに言いました。もちろん猫も十二支に入るつもりでした。しかし、
あわてものの猫は何月何日に行けばいいのか忘れてしまいます。
それで、仲が良かった鼠に神様の下に何月何日に行けばいいのか聞きます。
鼠は、猫に「1月2日だよ」と一日遅れの嘘を、伝えたのでした。さらに、
悪知恵のはたらく鼠は、牛が「脚が遅いから夜のうちに出発しよう」という
言葉を聴き、牛の背中に飛び乗ります。
1月1日、神様の下に一番早くついた牛。ところが扉が開く瞬間に、鼠が牛から
飛び降りて1番はじめに、到着した事となったのです。次に牛そして、虎という
順番。
1月2日、猫が神様の下に行った時には既に、十二支(干支)は選ばれた後
だったのです。だまされたことを知った猫は、それ以来怒りの中で鼠を、追い
回すようになったといわれています。
とっぴんぱらりのぷう~~~・・・
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