2020/06/28(日)12:03
雑誌 。。。
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6月19日に発売された、総合カメラ雑誌< アサヒカメラ >が、本号
7月号で休刊となりました。本誌は1926年に創刊され、現在発行されている中
では、最古の雑誌だそうです。
銀塩フィルム時代、一眼レフカメラ、交換レンズなど機材を抱え、
写真に凝っていた皇子若かりし頃の、愛読書でもありました。
若者の活字離れ、インターネットの普及により、出版物の販売状況は様変わり。
アサヒカメラのみならず、雑誌の休刊( 廃刊 )が相次ぎ、雑誌の販売額は
年々減少の一途をたどっています。
その中で唯一健闘しているのが、児童書。
2018年の売上は推計で1007億円、総売上に占める構成比は6.5%。しかし、
唯一伸びを示しているジャンルですね。
元々一定の需要はありますが、新人や個性派作家の活躍、子や孫へのプレゼント
需要、教育的投資の増加、新規版元の参入など様々な要因があるそうです。
かような状況下、これまで休刊となった雑誌の中で、復刊して欲しいものは
何か?と、朝日新聞が読者アンケートをとった結果、
第一位 朝日ジャーナル ( 朝日新聞社 ) 1959~1992年
第二位 科学と学習 ( 学研教育出版 ) 1946~2010年
第三位 ロードショー ( 集英社 ) 1972~2008年
第四位 太陽 ( 平凡社 ) 1963~2000年
第五位 平凡パンチ ( マガジンハウス )1964~1988年
第六位 科学朝日 ( 朝日新聞社 ) 1941~1996年
第七位 FOCUS ( 新潮社 ) 1981~2001年
ぶっちぎりのトップだったのが、団塊の世代の多くの人が復刊を希望した、
<朝日ジャーナル>。
1960~1970年代、ベトナム反戦運動や安保闘争が隆盛を極め、当時若者の間
では< 右手にジャーナル、左手にマガジン( 週刊少年マガジン )>という
フレーズが流行りました。
また、< 右手にジャーナル、左手にパンチ( 平凡パンチ ) >とも言われ、
左翼的思想を支持する全共闘世代並びに団塊の世代に、朝日ジャーナルはよく
購読されました。
当時皇子は高校生、硬派は朝日ジャーナルを、軟派は平凡パンチを、小脇に抱えて
闊歩していましたよ。
皇子は昔も今も硬派ですから、朝日ジャーナルの購読者。でも両誌とも
当時の若者達の、一種のファッションのようなものでしたね。
平凡パンチは、斬新なカバーイラストと共に、ジュン・ヴァンなどの
アイビールックや欧米の若者のトレンドを紹介し、日本の男性に<ファッション>
という概念を、植え付けた元祖的な雑誌。
雑誌の魅力とは、< 個性的な編集長が好き勝手にやる >ところにあるそう
ですが、その内容が発行部数という商業主義に、はたして合致するかどうかは
別問題。
懐かしくて復刊してみても、やがて廃刊に追い込まれるのが、雑誌の現状と
未来と推察するのですが・・・・
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