2021/07/01(木)12:23
ルートヴィヒ(後編) 。。。
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ルートヴィヒ2世はリンダーホーフ城以外に、ヘレンキームゼー城とあの有名な
ノイシュヴァンシュタイン城を建築しました。
レンタカーで走り抜けたロマンチック街道の、最終地点に本城が
ありました。
麓のホーエンシュヴァンガウにあるチケット売場で、事前にツアーのチケットを
購入しなければなりません。お城ではチケットは販売されていないので。
ここからお城までは坂道を徒歩で上がるか、チケット売場の先にあるバス停から
バスか馬車を利用するしかありません。つ~わけで、我々は馬車に乗り
ました。
ペラート峡谷にかかるマリエン橋から見る、ノイシュヴァンシュタイン城が
最も美しいと言われています。
ユニークなのは石造りではなく、鉄骨組みのコンクリートおよびモルタル製で、
ドイツの城館に見られる小聖堂や墓地がありません。
ルートヴィヒ2世は中世騎士道への憧れを強く抱いたようで、ワグナーの
パトロンとして膨大な額の援助を彼に施し、彼の創作するオペラをこよなく
愛する、いわゆるワグネリアンでもありました。というより、狡猾なワーグナー
に利用された、と言った方がいいかもしれません。
ルートヴィヒ2世の浪費はバイエルン政府の財政を圧迫。ルッツ首相に、精神病で
統治不能と判断され、ベルク城に軟禁されました。そしてその翌日、
謎の死をとげたのでした。
王がノイシュヴァンシュタイン城に居住した期間は、わずかに172日間であった
との事。
さすが、巨匠ビスコンテイ監督。ルートヴィヒ2世の死までを、史実に
基づき描いた重厚な作品でした。
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