2023/06/07(水)12:02
ジェット・ストリーム 。。。
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♪ 遠い地平線が消えて、ふかぶかとした夜の闇に
心を休める時、
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は、
たゆみない宇宙の営みを告げています。
満天の星をいだくはてしない光の海を、
ゆたかに流れゆく風に心開けば、
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜のしじまの、なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も、
瞼に浮かんでまいります。 ♪
フランク・プウルセルグランド・オーケストラによるオープニング曲
< ミスター・ ロンリー >が流れ、城達也の前述のナレーション
が入ります。
そうです、日本航空提供の< ジェットストリーム >。
ジェットストリームは、1967年FM東海によって放送が開始され、2017年
には放送50周年を迎え、現在も続いているJFNにおける、最長寿番組です。
海外旅行が、一般の人々にとってまだ夢であった、70年~80年代。
ジェットストリームから流れる軽音楽を通じ、いまだ訪れぬ海外諸国へ、誰もが
想いを馳せたのでした。
城達也は、1967~1994年の長きに亘り、ナレターを勤めましたが、<
地球に響く > 低音の魅力と、言われていました。
ひるがえって、皇子の落ち着いた声は、< 子宮に響く >声として、世の中の
熟女達から今なお支持を得ています。
番組で流される曲は、欧米のスタンダード曲を初めとして、映画やミュージカルの
ナンバー、世界のチャートを賑わしたヒット曲など、あらゆるジャンル。
いわゆる、軽音楽<ムードミュージック>でした。
そもそも、ムードミュージックのはしりは、第二次世界大戦中から始まった
< BGM >だそうで、イギリスでは工場やオフィスで軽音楽を流し、
生産性向上に役立てていたとか。
日本でも最近、事務所や工場でかようなBGMを流しているところも散見され
ますが、さすがに< 演歌 >はないようですね。
何処かで、実験的に<演歌>を流したところ、社員からこれで、
<え~~んか?!>と、ブーイングが出たそうです。それ以来演歌は
居酒屋のBGMとしての道を探ったわけ。
ジェットストリームのオーケストラは、フランスのポールモーリア、イギリスの
マントヴァーニストリング、ドイツのアルフレッド・ハウゼ、アメリカのグレン
ミラーなど、超一流のメンバーばかりでした。
司会進行役、パソナリテイーというか、ナレーターは初代城達也、二代目が
小野田英一、三代目が森田真奈美、四代目が伊武雅刀、五代目が大沢たかお、
そして2020年から六代目として、福山雅治が担当しています。
♪ 夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは、
遠ざかるにつれ次第に星のまたたきと区別が
つかなくなります。
お送りしております、この音楽が美しく、
貴方の夢に、溶け込んでいきますように。 ♪
エンデイングのテーマ曲< 夢幻飛行 >に、城達也のこのナレーションが
重なる頃、心地よい夢の世界へ皇子は、いつも旅立っていたのでした。
♪ ではまた明日、午後零時に
このブログで、お会いしましょう・・♪
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