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想い出は心の宝石箱に。。。

全18件 (18件中 1-10件目)

1 2 >

文学

2019.04.01
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カテゴリ:文学
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  マッシュルーム< ​ 鉄子の部屋​ >、ようこそここへ~~、

  鉄道ファンの鉄ちゃんも、鉄子も・・・・

   ♪  クッククック~~~・・・ ♪


  入れ歯にしてから、カツゼツが悪いわね・・
 

 

 



    ​​​​今日は 話題作<  ALWAYS 三丁目夕日の癌マン  >の脚本をかれた、

 ブログ界星の王子様と言われている、もとい干しのお~爺さま

 言われている、悠愛皇子においでいただきました。​​​​




 ( コマタレブ~・・ )  
  
 ( 鉄子さん、なんか匂いまっせ~~? )

​   (  ごめんなさ~い、最近ガスがたまっていて・・ )


     ​
           

​​​​​  
 ( まずお聞きしたいのが、予想もしなかったエンデイング。 読者の一部からは、

   批判もあるようでございますが。 )


 ( 確かに、日本人のメンタリテイーからいえば、ハッピー・エンドの方が

   受け
入れやすい結末かも・・)



  ( なぜ、拾弐章 本懐を遂げたところでエンデイングとされなかったの

  ですか?? )


 ( トウデンを私怨で倒したからといって幕府の原発政策が変わりまっか?!

   カンデン、チュウデン、キュウデンなど、総ての電力事業者が原発を抱えて

   いるのでっせ。


   そのような、幕府の原発政策そのものを、​変えようとする日本国民全体の

   動き、大きな​
うねりにすべきだというのが、僕からのメッセージなのよ。)
        

    

  
中高年の人気者「いなかっぺ大将 ニャンコ先生 」




   ( ところで本作品では、< ​赤フン、丸の中に金​ >が 重要な

   モチーフとなっているように、思えるのよね・・・)


   ( 鉄子さんは、なかなか感性あるね。そうなのよ。
討ち入りのシーンは、

   雪の降る中でと、予め決めていたわけ。
旗竿の
はためくの色。果たし合いで

   飛び散る鮮血のと、雪の純白
との​コントラスト。これはまさに、

   スタンダールの世界​ですよ。​
あっ、あれは赤と黒か・・・ )​​

 

​​​​​​  

   ( なして、ふんどしなの ? )

   ( あははは。。僕は、日本人男子精神の荒廃・堕落は、欧米かぶれの
パンツ、

   ブリーフ
に変えたからだと、思っているの。 )


   ( きゃっ!!、皇子はふんどし・・・)

   ( そう。見たい?? )

   ( いえ、見たくありません。皇子のそちんなど。)

   ( ぎゃははは・・・鉄子さんもよく言うね。)





   ( 皇子からみて、映画とは??? )

   ( おっ、いい質問。映像を通して、人の心に何かを、訴える手段かな。 

   今回のような<怒り>であり、 時には、<愛>であったり・・ )


​​
     (  そういえば、是枝監督が本作品のリメイクで、撮影に入ったそうね。)

 ( 楽天ブログでこの脚本を読んだブロ友さんが、どうしても日本人監督に

   よる制作で、再上映して欲しいと百万通におよぶ嘆願書が、文科省に

   あげられてね・ )


 ( キャスティングは? )

 ( それは、それは、豪華な顔ぶれよ。

      悠愛          岡田准一 
      エミリン        シャーロット・ケイト・フォックス
      譲           山本耕史
      弾           妻夫木聡
      藤原          香川照之

      トウデン        橋爪功
      千葉周作        真田広之
      千葉さな        広瀬すず    
      お龍          蒼井優

      服部半蔵        中村獅童
      忍者ハットリ君     阿部サダオ
                  くまもん                        渡辺直美

                  大石内蔵助       中村吉右衛門
      堀部安兵衛       田中冺
                  杉野次房        西岡徳馬
      俵星玄蕃        石橋蓮司
      
      GE          ロバート・デ・ニーロ 
  

      ジンギスカン菅将軍     ​   安倍晋三   ( 特別出演 )      ​

​​​​

  

      




   ( ところで皇子、今新しい脚本を何か書いているの? )

​​​​​​​   ( それがね、言いたくないけど、最近すべてにおいて感動することが、

   なくなったんよ。御朱印てくてくして、可愛い巫女さんに逢っても、

   ​ムラムラ​とするものが   ・・・ )
 

 ( それって、感動ではなくて、欲望でしょう?! )

 ( 確かに、生理学的に言うと、そうだけど・・ )​​​​​​​




   ( どうも長時間、ありがとうございました。)

   ( えっ、もうこれで、終わり??? )

 

 
      

 

​​   ==  <  鉄子の部屋  > 、提供は< きのこ山 >の明治製菓​​でした==

              

 

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Last updated  2019.04.01 12:05:00
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2019.03.31
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             最終章

 


  
 本懐を遂げたエミリンと四十七志士達は、トウデンの首を槍の穂先に

 掲げ、勝ちどきの声を上げた。


 この後、電通の子会社便通が企画した、凱旋パレードが予定されていた。

 いまだ原発事故の影響で故郷に帰れない避難民が沿道に集結し、

 彼等の紙吹雪や五色のテープの中を、
悠愛の菩提寺品川泉岳寺まで、

 エミリン一行は歩みを進めるという。




   その時突然、大広間の襖が、開け放たれた。

   ギョギョギョギョ・・さかなくん。




 ボディーアーマー

     

 オカメインコ真理教
によるサリン事件以降、幕府はテロ対策に力を

   入れていた。

   

    居並ぶ、警視庁 SATの狙撃兵達。
           ( 註 1 )



   レミントンM700系ポルトアクションライフル

   H&KPSG-1が、一斉に火を噴いた。



   ( あっ、おかん・・・これは、あかん・・)

 エミリンが、譲が、弾が、藤原が・・

   48人の命がなすすべもなく、次々と奪われていく。





   エミリン達の一挙一動は、<忍者ハットリ君>から、

  服部半蔵に逐次報告されていたのだった。


  ダブルスパイのハットリ君によって、

 討ち入りの決行日時を、幕府は既に知っていた。



 トウデンを彼らにまず討たせよう。本懐をとげさせ、その後

 エミリン
一味をSATの襲撃によって壊滅させる。

 服部半蔵が描いたシナリオに、幕府はもろ手を挙げて賛成した。

 

 

            

                         

          



   エミリン一味の抹殺は、幕府へのテロ行為に対する<正当防衛>。

  <死人に口なし>である。さすれば幕府見解として、放射能性物質の

 拡散責任を、
トウデンだけに、なすりつけられる。



 
 NHKを初めとして、真実の報道魂を喪失したマスコミを、

 情報操作することなど幕府にとっては、
 赤子の手をひねるような

 ものだ・・・ 

 





  < 正義が勝つ >なんていうのは、 所詮偽善者の戯言。


  < 現実は魑魅魍魎、権謀術策の世界。悪が栄えるのが世の中の恒。

        暗黒面に魅入られたダース・ベイダーこそ、勝利者なのだ! >

             ( 註2 )


   <   だますより、だまされた奴が悪いのさ・・・  >



  

 




   将軍ジンギス菅は、そう履き捨てるように言うと、チュウデン、

   キュウデンなどの老中達と、マッコリで<  乾杯  >をあげたのだった。

 


   <  完敗  >である。

   トウデン一人を倒したところで、幕府の原子力推進策には

 いささかの影響も、与えることは出来ない。



 星の投稿写真。タイトルは暗黒馬頭と燃える木☆.。.:*・



   荒涼とした、凍てつく冬の夜空。

   ポラリスの悲しげな瞬きに、48個の星達がそっと寄り添った。

 

​​​​   こんな日本でいいのかと・・・・




   どげんかせんといかん!!

​​     どげんかせんといかん!!

 

       ​   どげんかせんといかん!!

             ・
             ・
             ・
 

​                          == い  ==​

 

 

 

      ​備考 :

 (1)  SAT     SPECIAL ASSAULT TEAM の略。ハイジャック事件や​

                     テロ事件などに対処する、特殊急襲部隊のこと。

 

​  (2)  ダース・ベイダー    ジョージ・ルーカス監督の< スター・ウオーズ​

                       シリーズ >に登場する、歴史上最後のシスの暗黒卿。          

​ 

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Last updated  2019.03.31 12:32:53
コメント(42) | コメントを書く
2019.03.30
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                     第拾弐章

 

   明け方にかけて、気温はさらに下がり、マイナス25度を指していた。

 年老いて頻尿の堀部安兵衛は、我慢できず袴の裾をからげ、思わず

 放尿。先から凍っていく放物線を見ながら、安兵衛が口ずさむ。


 
( いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある

   だからもう迷わずに進めばいい

   栄光の架橋へと~~~。

   んだす、これが栄光の架橋じゃ~~~~!!!! )




   





   (  おっ・・・おぬしは、夜泣き中華蕎麦屋の十助ではないか!! )


 杉野次房は屋台をひき乍ら、カップヌードルを売り、秘かにトウデン邸

 の動向を探っていた。トウデンの家臣俵星玄蕃は、チキンラーメン以来

 一貫して、杉野の顧客であった。

 

( お主をこれまで騙していて、あいすまぬ。福ちゃんの頼みで、

  拙者この討ち入りに参加しただけで、貴殿と刀を交えることは

  望まぬ。)



 トウデンの家臣の中で、槍の名士であった玄蕃は、献上米の俵を 

  
槍で突いて格付けを行い、そのままポイポイ放り投げる< 曲突き >

 という、特技の持ち主。
 

( ラジャー!!お主たちが、見事本懐を遂げるよう祈る。

      きさまと俺とは、ホモだちなんだ~あ。
ミミズだって オケラだって

  アメンボだって・ みんな みんな生きているんだ・ホモだちなんだ。

  アデイオス、アミ~ゴ!!)
 

 これが杉野と玄蕃、今生の別れとなったのだが・




 その時突然 半蔵門が開き、中から不敵な面構えの男が現れた。

 
          

 

   

 
( 待っていたぞ、譲・・・・)

  あの、服部半蔵である。
       (註1)



  譲は名刀正宗を抜き、すくっと大上段に構える。

( なして、服部が??

  これって、だいジョウダン??? )


  < カキ~~~~ン >

   二人の剣がぶつかり、火花が飛んだ。

 幾度なく太刀先が相手をかすめるが、なかなかとどめを刺す

 ところまでいかない。



  伝家の宝刀ひよどり返し、服部の肩から斜めに、譲は袈裟斬りを

 行った。

  どっと、服部は膝から崩れ落ちた。


 半時にわたる死闘に、ようやく決着がついた。

 しかし、 

( ふふふ。。おみゃあ~ら、甘いぞもなし・・・ )

   と含み笑いを残しながら、服部は息絶えたのだった。

 

 


 一方、弾の方は・・・

 

 Clint Eastwood1.png          

                        


 (HOW ARE YOU? DAN ..)

  ( I AM FINE ,THANK YOU..)

  と、弾は答えて振り向いた。





  なんと、GE が弾の前に、はだかっている。
    (註2)

   <  なぜ、ここにGE が????   そうか、福島第一原発一号機は、

   GEが技術指導したのだった。>



  相手が銃に手をかける前に、弾の早打ちが見事に

 GEの眉間を、討ちぬいていた。

 


   エミリンといえば、相変わらず陣太鼓を

   <ドンツク、ドンツク、ドンドンツクツク>

   と、打ち鳴らしている。

 

               

     

 



   大石内蔵助が、納屋に隠れていたトウデンを、遂に見つけた。

  <ぴ~~~>と、合図の笛が鳴り、

   エミリンを含めて、48人が集まった。



 ( 万全のセキュリティ対策をしたのに・・これは想定外!!

  なんとか、命だけは・・・・)


  恐怖のあまり、汚染水を垂れ流して、

  トウデンが助けを請う。


 ( 陸奥の民の怨み、アパッチ族の怨み、

   そして・・・・)


   エミリンは、言葉に詰まった。

   抑えていた積年の想いが、エミリンの

   脳裏をよぎる。

 

 


 ( 愛する悠愛の怨み・・お命頂戴~~!)


     




   トウデンのこめかみにあてられた、

   コルト45の引き金をひいた。


   冷めた音が四方に鳴り響き、

   血漿が周囲に飛び散った。


   本懐を遂げ感極まった志士達の嗚咽が、

   48重唱となり雪の降り積む邸内に、木霊した。

 

 

       


   ​ 備考 :​

​  ​(1)  服部半蔵      戦国時代から江戸時代初期にかけて、松平氏~徳川氏に仕えた

 ​
                       武将。初代が伊賀出身の忍者だったことから、二代目半蔵は

                        家康の下で伊賀忍者同心の支配役として、活躍したと言われて

         いる。

​  (2)  GE             米国のゼネラル・エレクトリック社のこと。福島第一原子力

                           発電所で最初に建設された原子力発電プラントは、GEの開発

                            した沸騰水型原子炉であり、震災時運転停止・炉心の冷却に

                            失敗、水素爆発を起こした。    

 

 

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Last updated  2019.03.30 14:16:57
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2019.03.29
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        ​第拾壱章​





      万延元年。

      待ちに待ったその日がきた。


      昨夜来の雨は、明け方から、

      雪に変わっている。

      エミリンと47人の志士達は、降り積む雪の中を

      桜田門へと、ひたすら歩みを進めた。

      旗竿には、丸の中に金と記した、赤い布が

      風雪にはためいている。


      小一時間ほどで、桜田門へ着いた。

           

    

         

 

                                                         


    ( おのおのがたあ~~、それではよいな!!  )


       エミリンが、山鹿流の陣太鼓を、打ち鳴らす。


     < ドンツク、ドンツク、ドン・ドン・ツク・ツク >




    ( ??? 秋祭り太鼓では、ないだろうが!!)


    ( かあちゃん、違うべ! 昨日教えたがや。

      ド~~~ン、ド~~~~ン、ド~~~ン、って・・・ )





    ( ごめんね。それでは、おのおのがたあ~~、あらためて。 )


     < ドンツク、ドンツク、ドン・ドン・ツク・ツク 

    ♪ 今日は 楽しい~~ 村祭り~~~ ♪  >




      (   あちゃっ~~~、こりゃだめだ。また一段と認知症が進んで

    いる。介護認定3で、特養に入れるしかないな・・ ) 

 

 

    



 

​​
  譲、弾、藤原を先頭にして、47人の志士+おみそのエミリンが

  桜田門から突入した。



 人影に赤外線が反応し、

( セコムしてますかあ~~?! )

 と、長嶋茂雄が吠えた。




 やばっ・・・

   忍者ハットリくんからの情報通り、

   邸内は二重三重のセキュリティー・システムが、

 はりめぐらされている。




 ( であえ~~~!! 狼藉者~~~!! )​​

 

  と、大地を揺るがす声が・・・

 

         

   

                

                  

   吉田沙保里、伊調馨、井上康生が、柔道着の兄ちゃん達を

   引き連れて、駆けつけてきた。


 ( あらあ~~、オリンピックの、メダリスト達。

              サインもらっちゃおうかな・・・ )


   エミリンが、嬉しそうに呟く。



   キーン、チャーン、キーン、チャーン・・・・

  ( 仮装大賞だよ~~~ん!! )


   太刀の交わる音が、静寂の中に響きわたった。



      


  
     鮮血が四方に飛び散り、白銀の世界はまたたくまに、

     赤く染まっていった。

  イチゴシロップをかけた、かき氷のように・・・・ 

          

 

 

     備考  : ( 1 )   アルソック  ALSOK  綜合警備保障会社のこと。CMに自社の

              柔道部
所属井上や、レスリング部の吉田・伊調など

              を起用した。

​​ 



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Last updated  2019.03.29 14:34:42
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2019.03.27
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    第十章

 



   京都の街中は、夜盗や野党が闊歩していて、騒然とした雰囲気

 であった。江戸とは違い確かに、倒幕の機運があちこちにある。

 しかし夜盗連合とはちがい、党利党略を考えるあまり、どうしても

 野党連合・大同団結というところまでは、いきそうでいかない。



 そんな中人目を避け、譲、弾、藤原二六郎の三人は、 船宿寺田屋に

 集結した。


 

    

          

 


   サイコロをどんぶりの中に入れて、チンチロリン・・・・・

   チン<チロリン村とくるみの木>である。
         (註1)

 

 
     

 

            
( ニ六の丁・・ちょうさん、待ってたホイ、ってか・・ )

 (  おぬし、またずるしたな~~!!)

   弾が、叫ぶ。


   その様子を見て、( こいつら、アホか?! )と、藤原は嘆いた。

 二人の父悠愛は文武両道に秀で、イエール大学を卒業したというのに・・

 幼い時から寺小屋にも通えず、武闘の修行に励んできたわけだから、

 まあ~しょうがないか・・


 気をとりなおし、藤原が

  (   二人共、ちょっと、まったあ~~。

         今日は、秘密裡の打ち合わせが・・・・   )



  ( ヒソ、ヒソ、ヒソ~~~~ )と、藤原が。

  ( ヨウ素、ヨウ素、ヨウ素~~~ )と、譲が。


  ( セシウム、セシウム、セシウム~~~ )と、弾が。

 見慣れない元素記号と化学反応式が、黒板に書かれた。



 ( 決行は、万延元年、桜田門からの突入!! ノーサイドにしたら
      (註2)
  あかん・・絶対的な勝利を目指すのだっちゃまめ・・)
 


   うん・・??? どこかで聞いたことがある。

   大江健三郎の小説に因み、藤原は験をかついだのである。

 



   じゃ、じゃ、じゃ~~~~ん・・・

 

   そこに、忍者<ハットリくん>が、クマモンと登場。クマモンは

 ユルキャラのロイヤリティーで、秘かに軍資金の調達を行っていた。

 

 

               ハットリくん




 (  おまっち~~、ハットトリックのハットリくんでげす。

        トウデンは、JAや全魚連などからの襲撃を怖れて、 周辺の

   警護を
固めていまっせ。


     なんたって、セコムしてますかあ~?

    アルソックですぜえ~~。どないしまひょっ??)

     


  ( したら、やはり三人で襲うのは、無理があるな。)

 クマモンも、

 ( ソレハ、クマったモ~~~ン!! )


    






  ( いんや、三人ではない。)

   譲が、にやりと笑う。


  ( 全国から憂国の志士が、44人血判状を添えて、ボランテイア

   参加登録しているだす。日当もいりまへん。)
       

  ( ということは・・・おっ、合計47人。どこかで聞いた数字。)

  ( ところで、かあちゃんはどうする?? )

  ( オミソで、連れていかねば、なるまいのう~~)

 

 

 

   女性 - 【坂本龍馬の背中を追う】              



   と、その時、階下で入浴中のお龍が、歌いだした。

 (  ♪ ドは、ドスケベのド~~~・・時間がないわ。

         レ、ミ、ファ、ソ、ラは略。

         シは新撰組のシ~~~!! ♪

         お逃げや~~す!!新撰組だ~~す!!! )




  脱兎のごとく、近藤勇、芹沢鴨、土方歳三が、部屋に飛び込んできた。


  その途端、部屋の灯りが、消えた。


     < 計画停電 >


   譲も弾も、暗闇は慣れている。

   藤原の手をとりながら、屋根伝いに脱出した。


 

      


   




 ( おい、懐中電燈~~~!!)

 ( 単一電池が売り切れで、使用不可だす。)

 ( おい、ローソク~~~!!)

 ( トステムでも、ビバホームでも、これも売り切れだす。)


   闇の中でパニックとなった、 新撰組の怒号が飛び交っている。

 

 

備考 :

​    (1)  ​万永元年のフットボール  ​大江健三郎の代表的な長編小説

     (2)​  チロリン村とくるみの木    1956~1964年までNHKテレビで

                 ​放映された、子供向け人形劇​

 

 

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Last updated  2019.03.27 12:09:46
コメント(45) | コメントを書く
2019.03.26
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           第九章



 エミリン、譲、弾が再会したことにより、トウデンの仇討ち計画が

 日々練られていった。藤原ニ六郎もその立案に参加していた。

 藤原は、松前藩を脱藩した上侍である。
 

  
松前藩は蝦夷地との交易権を財政の基盤としていたが、幕府によって

 その交易権を取り上げられた事によって、藩士も松前城下の民も

 苦しいものとなった。

      
 
 民に心を寄せる政策と口ではいいながら、かような卑劣な施策そして

 欺瞞に満ちたやりかた。藤原は幕藩体制そのものに、予てから

 疑問を抱いていた。



      
羆



 
 蝦夷地でヒグマと対決し、ヒ~、クマった!!と言わせるほどの

 腕前ではあったが、己の活躍の場は松前にはないと、思っていた。


 野党連合が実現したとの便りに、倒幕の機会が近いと感じた藤原は、

 脱藩し脱糞の機会を狙って、全国放浪の旅に出たのだった。

 ピ~ヒャラ、ピ~ヒャラ・・うんちがでそうだよ、と。



 

           

         

 

 

 江戸小塚原刑場で悠愛と偶然出逢い、己の腕を試す為に立ち会いを

 申し
込んだ。


  悠愛の切っ先は鋭く、藤原は受けるだけで精一杯。しかし、24時間戦え

 ますか?!という、藤原の執拗な太刀さばきに、一昼夜たっても決着は

 つかなかった。


  相打ちとして悠愛は剣をおさめたが、藤原は自分が明らかに負けた事を、

 思い知らされた。


   しかしこれが契機で、二人の親交は深まり、お互いの存在を認め合う

 仲となった。




 悠愛は、ちはやふると雅なうたの詠み人、俳人(廃人?)としても

 名を知られていた。といっても、知らない人は全く知らなかった

 のではあるが。

 



 文武両面にたけている悠愛を師とし、時間があれば藤原も創作に励んだ。

 長編推理小説< 海峡の十文 >で江戸川乱暴賞を受賞し、江戸の街では

 えぞのヒグマ
、え~~ぞ!!え~~ぞと、称賛されていた。




       剣道 34998437






   藤原は、己の技をさらに磨くべく、江戸千葉道場の門を叩いた。


  雪深い松前で、スノーバスターとして鍛えた、藤原の足腰は強かった。



 また、彼の論理的な思考力と冷静な判断力は、門人の中でも際立って

 いた。勿論、武に秀でても頭はピーマンが多い中での、相対評価

 ではあるが・・・





   多くの門下生の中でめきめきと腕をあげ、いまや師範代として道場

 全体を、仕切っていたのだった。




   悠愛とエミリンとの死闘は、日刊ゲンダイを初めとして、多くの

 タブロイド紙で報じられていた。
しかし、その後の悠愛の消息に

 ついては、誰もわからなかった。

 




   譲が道場破りに現れ、悠愛とエミリンの子であると知らされ、藤原は

 驚いた。

   千葉周作から、助っ人として自分が指名されたことも、<人の縁>

 というものかもしれない。

 


      剣士 39387098





    藤原二六郎は、国元に一度戻って家族と、別れの杯を交わしていた。

  相手は、巨悪なトウデン。

   簡単な戦いではない。
 
    生きて戻ることも、二度とはないであろう・・・


   でも、これは藤原にとって、単に師と慕う悠愛を殺された、

   < 怨みの戦い >ではない。

     
 倒幕を目的とした、<  義の戦い  >への前哨戦なのである。



   翌朝藤原は、

 ピ~ヒャラ・ピ~ヒャラ・・うんちがでそうだよ

 と、口ずさみながら
京の都へと旅立った。

 

 
         




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Last updated  2019.03.26 12:01:50
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2019.03.25
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        第八章

 


   譲と弾、二十歳の誕生日。

 苦難の修行を経て、剣の世界では譲、射撃では弾と、二人の名を知らぬ

 人はいないというところまで、技を極めていた。

 


   三人の待ち合わせの場所は、江戸の数寄屋橋。


   もともとは思案橋と言われていたが、坂本龍馬がこの橋の袂で

 千葉さなに、( わて、あんたが死ぬほど、スキヤねん。 )と

 求婚したことから、それ以後スキヤ橋と言われるようになった。



 





  10数年経っていれば、変貌したその容姿を、お互いに見極めることは

 難しい。特に、女性の形状記憶筋の劣化は甚だしく、誰もが若い時の

 面影を残していない。



   そこでエミリンは、ショールを<  真知子巻き  >にしていることを
                ( 註2 )
 二人に言い渡してあった。さらに、合言葉は
<  君の名は?  >と。
                      ( 註1 )



   

       

 

 

   春といっても吹く風は冷たく、肌寒く感じられた。


 江戸城外堀にかけられた、数寄屋橋を行きかう人々も、そこはかと

 なく足早に通り過ぎていく。



  ここで、城達也のナレーション。
    ( 註3 )

  <   忘却とは忘れ去ることなり。
            忘れえずして忘却を誓う、
                   心の悲しさよ・・・          >



  原発事故の影響か、エミリンは若年性認知症を、患っていた。

 最近はお昼に何を食べたかさえ、 既に忘却の彼方にある。


  でも、不思議なことに、昔の事はよく覚えている。

  幼い頃の譲の顔も、弾の仕草も・・・

​​






   ポンチョ、テンガロンハット、腰に二丁拳銃の弾が現れた。

 皆殺しのテーマ曲にのって・・・


       


 
  

   
   
    ♪♪ しとしとぴっちゃん、し~~とぴっちゃん・・・♪♪



  鼻歌まじりで、袴姿に名刀正宗と小鉄の脇差姿の、譲が現れた。


   譲と弾は、すぐにお互いを認め、

   橋の中央で固く握手を交わしたのであった。


 ( おい、ところで、かあちゃんは?? )

 

       

     

 




   数寄屋橋のたもとで、四方八方を見廻している、おばちゃんがいる。

 
 ( もしかしたら ???? )

( でも確か、<  真知子巻き  >でなかったべか???)




   エミリンは、なんと海苔を頭に巻いていた。いわゆる、<  品川巻  >

 の姿であった。




   二人と目があうと、

  ( 譲? 弾? まさか・・じょうだんでしょう?!
  

               立派になってえ~~~・・・・                 )




   エミリンの声に、三人は10数年ぶりの再会を、

 涙の中で喜びあった。


 


 ( ダーリン、復讐の日は間近よ!! )


  いよいよトウデンとの対決が、迫ってきている・・・・

 

 

 

 

         備考:

        (1) ​君の名は​   1952年ラジオ放送されたドラマで、その後映画・テレビ

                      ドラマ化された。ヒロイン氏家真知子と後宮春樹をめぐる、

                       逢えそうで逢えないメロドラマ。放送時間になると、銭湯女湯

                       から人が消えると言われたほど、大人気となった。

 

        (2) ​真知子巻き​  松竹が映画化したさい、ヒロイン真知子のショールの

                       巻き方を称し、当時の女性の間で流行した。     

 

​       (3)  城達也(1931~1995)   声優・ナレータで、日本航空提供​

                       イージーリスニング深夜ラジオ番組、< JET STREAM >

                        の初代パーソナリテイ。

 
 

 

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Last updated  2019.03.25 12:06:56
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2019.03.23
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   第七章

 



  シカゴ警察は、当時< ソウテイガイ >というギャングに、悩まされて

 いた。


   密造酒、麻薬、売春、賭博、原発建設などの犯罪が、市中に蔓延

 して
おり、シカゴは全米一危険な街であった。

 

 

                   Al Capone-around 1935.jpg

 

 

  ソウテイガイのボスアル・カポネは、下院議員・市長・警察幹部などを

 買収
しており、悪行・非道のやりたい放題。そこで、弾の2丁拳銃

 早撃ちの噂を
聞きつけたフーヴァー大統領は、ソウテイガイの撲滅を

 はかるべく、弾を起用しようとして極秘に動いていた。

 

 

 

       東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツのイメージ1

 

 

      

 


  夏休みということもあり、デズニーランドは観光客で、賑わっていた。

  薄暮の中、エレクトリカル・パレードが始まった。

  ミッキーがミニーと、IT'S A SMALL WARLD の曲に合わせて、

 踊っている。


   闇の中から突然閃光が走り、なんとミッキーの両耳が同時に吹っ飛んだ。

 

   キャ~!!という悲鳴と怒号、逃げ惑う人々で大混乱となった。           

 

   

 耳のなくなったミッキーは、
山口県阿弥陀寺の耳なし芳一みたいな

 ものである。


  くぐもった琵琶の音色が、夕闇を伝わってくる。

 

  ベン、ベン、ベン・・ベベンガベン・・

 和田勉・・・大便・・・小便・・・



        






  その早業を見たフーヴァー大統領は、

  ( こんなの初めてえ~~、びっくらしたな、も~~~ !! )

  と、弾の起用が唯一の解決策であることを、再確認したのだった。

     

 

  その日以来、ソウテイガイ幹部の死体が、シカゴの街中にゴロゴロ

 と横たわった。

  みんな、心臓を一発で仕留められている。




 このような早業が出来るのは、弾しかないとカポネも薄々気づき

 始めていた。

  ( くそっ・・倍返しダア~~!! いつやるか? 今でしょう~~!! )

 
   周囲に狂ったようにわめきちらした。


    
 いずれ、弾が自分を狙うのはわかっている。

 公式の行事には、身代わりのカポネカモネという影武者を出席させ、

 身の安全をはかるようにしていた。

 


   月を追うごとに、弾の執拗なソウテイガイ狩りは、激しくなった。

   キャット・ウーマンも、アイアンマンも、アンパンマンも、なす

 すべもなく
次々と倒れていったのだった。

 

   遂にカポネと弾、決闘の日が来た。

 
 ロンドンのオッズでは、カポネ0:弾 100とでて、これでは

 賭けにならない。

   

                

 

 


  ( おまえが、弾か・・・ようも、ソウテイガイをこけにして

 くれたな!! )

  ( あんたはんが、カポネさんどすか~? せいぜい、おきばりやす。 )




   二人の間は、約 50メートル。

  風が巻き起こり、それは巨大な竜巻となって、近づいてくる。

  バリバリバリとケチャダンスの音をたて、熱いトタン屋根の猫が・・




  カポネがバズーカ砲の引金を引いた時には、弾のコルトの弾道は

  カポネの眼を、既に射抜いていた。

 

  そして、耳に・・最後は、口に・・・

   <  見ざる、聞かざる、言わざる  >の結末となった。

 

 
            
   
 

 

   いたく感激したフーヴァー大統領は、弾に国民栄誉賞を与えた。

 そして、ヤンキースに入団したマー君以上の
契約金を用意し、大統領

 護衛官チーフ就任を要請した。

 

 弾は、静かに首を振りながら、

   (  SORRY, IT'S TIME TO SAY GOODーBY.

              I HAVE TO GO.....                                   )




    





  20歳の誕生日が近づき、エミリンや譲との約束の再会が、そこまで

 きていた。

​​​ 

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 昨日の第六章を読後、病院に緊急搬送された方が、全国で6,389人

 に上った事が、警視庁から連絡ありました。皇子のゴールド・フィンガー

 による蘇生術が功を奏し、本日のお昼までに全員無事自宅に戻られた

 事を、ここにご報告申し上げます。






​​
​​







Last updated  2019.03.23 12:39:14
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2019.03.22
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 本作品には過激な描写が一部含まれていますが、作品のオリジナリ

 テイーを尊重し、​​
​​そのままで公開します。ご一読の際は、保護者の方の

 適切なご配慮を、お願いいたします。


 また後期高齢者の方は、興奮のあまり脳卒中の危険性があります

 ので、部屋を明るくしてお読みくださいませませ。
​​



    === 楽天ブログ倫理委員会 ===





      ​第六章​​

​   

    さらに腕を磨く為に比叡山を下り、武者修行の旅として譲は、

 全国を行脚していた。

  


 ここは江戸、神田お玉が池。



   原発事故によって廃墟となった陸奥の国と異なり、

 江戸には賑わいがあった。





   玄武館道場の前で、譲は大きな声をあげた。

 ( たのもう~~~。誰かおらぬか? )


   千葉道場は、斎藤弥九郎、桃井春蔵と共に三剣士の一人、

 北辰一刀流を唱える千葉周作が、開場したものである。



 ( おぬしは?? )


 ( 比叡山延暦寺にて、修行をつんだ悠愛譲と、もうすもの。

    千葉先生に、是非お手合わせ、お願いしたい。)



   通された道場には多くの門下生と、その中に紅一点の女性がいた。

 

    

               

 



   千葉さな。


   千葉周作の弟、定吉の次女で、14歳で免許皆伝となった。

   その美貌と剣術の腕から、<千葉の鬼小町>と呼ばれていた。


  ( わたしが、お相手つかまつりまする。)




   譲は、着物を脱ぎ棄て、赤フン一枚となった。

   まるの中に金と書いてある。




   

  中高年の人気者「いなかっぺ大将 ニャンコ先生 」






  ( きゃあ~!、いなかっぺ大将みたい。)
         ( 註 1 )


   恥ずかしそうに顔を赤らめたさなに、譲の一撃がなされた。




   さなはひらりと体を入れ替えてかわすと、太刀を上段に構え、

 すかさず間合いをとった。



  (ごめ~~~ん・・・・ )

   譲は飛びかかると、咄嗟に正宗を抜き、さなに切り込んだ。

 



    

 

           
   一瞬の静寂・・・・・


   さなの表情が、苦痛から次第に悦びに、変わっていくのがわかる。


 ( あっ、いかん。みみずが千匹・・・・)


   さなのくりだす秘儀の前に、譲は比叡山で学んだ、貝原益軒の

 教えを、脳裏に浮かべながら堪えた。


  (  みみずが1匹、みみずが2匹・・ みみずが 999匹・・ )



   譲の腰の動きに、ついにさなが、

  ( あ~~~もうダメ・・・、いっちゃう~~~~!!

      小林いっちゃ~~~~!! )

   と、叫んだ。

 

          
   




( 勝負、そこまでえ~~!! )


  周作の声が、道場に響き渡った。


( おみごとな腕前。どうじゃ、さなと夫婦になり、この道場を

  継がぬか?? )


 ( ありがたいお言葉ではありますが、拙者には父の敵を討つという、

  大望がありまする。)


  ( そうか・・・義の戦いは、当道場の訓。それでは、蝦夷のヒグマと

  呼ばれている、師範代藤原二六郎を、助っ人としてつかわそう。)


 ( あはっ・・・ありがたき、お言葉。)



  これで三銃士となる。ONE FOR ALL, ALL FOR ONE.

   ( 註 2 )

   母エミリンは、若年性認知症を患ったとの便りもあり、 往年の拳銃

 さばきは、もはや期待出来ないであろう。

   一人でも多くの助っ人を得ることはありがたい。




   懐手で道場を去る、譲のいなせなうしろ姿。

   剣士としての敗北の悔しさ、そして女としての心のざわめき。

   その間で< 揺れる想い >のさなが、い
つまでも見送っていた。

 

 

          

 

                  

 

      

    ​備考:

 (1) いなかっぺ大将   川崎のぼるの少年漫画。1968年雑誌に掲載され、

                        その後テレビアニメ、映画化された。主人公大ちゃんは、

           赤い
越中褌がトレードマーク。

 

  ​  (2)  三銃士       アレクサンドラ・デユマが1844に発表した作品。

                         < un pour tous, tous pour un  >、一人は皆の為に、
     
         
                      皆は一人
の為という言葉は、本作品から出現した。  

              

 

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Last updated  2019.03.22 12:10:27
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2019.03.21
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       第五章   ​

 

  譲は、比叡山延暦寺にいた。

 

       
       




  天台宗の総本山で、かっては後白河法王を嘆かせるほどの、政治力を

 もったことがある。


  そして、1571年織田信長が全山を焼き、1584年に豊臣秀吉が

 再建した、
歴史的にも由緒ある山寺。




  そこでの修行は、ことのほか厳しかった。

  早朝起床すると、満水のバケツを名刀正宗にぶらさげ、1時間そのまま

 立たされた。

 

       

    

 




  この術を習得すると、腰を振りながらそのバケツを廻す事を命じられた。

 最後に <おりゃあ~~>との
掛け声と共に投げ、千手観音の手にその

 バケツをかける技 であった。






  





  昼間は、貝原益軒<養生訓>の講義があり、< 接して漏らさず>の
    
( 註 1 )
 奥技を伝授された。



   また、謝国権の<性生活の知恵>を暗記させられ、キンゼイ報告
    ( 註 2 )             
( 註 3 )
 毎日書かされた。

 

 


   天狗 43902832

              




   夜は夜で、根本中堂の前で飛び交う天狗達と、 闇夜での居合抜きの

 勝負を行った。


  盲目の幼少時に、既に立ち会いを幾度となく経験した譲にとっては、

 暗闇での勝負は
造作もないことであった。


    


   悠愛の血を受け、譲は父譲りの名刀正宗を持っており、その切れ味は

 修行僧の中でも
際立っている。





   総ての荒行を終え、譲は免許皆伝となり、比叡山の大天狗の名で

 下界では怖れられていた。


 

 

       10.森のなかの古びた石段を撮影した美しい写真壁紙画像

 




    譲に逢いたいとの思いを抑えきれず、エミリンは比叡山をある日

 訪れた。




   蝉時雨の中、鬱蒼とした杉木立を抜けると、古びた山門がある。


   静寂を破る読経の声を耳にした時、母性愛という世俗の欲望に駆られた

 事をエミリンは、
心から恥じるのであった。





      < 息子達は、敵を討つために、寝食を忘れ、

            修行に励んでいるというのに・・・・>






   そのまま踝を返し、里へと戻るエミリンの頬に、一筋の涙として母の

 愛が、伝わり落ちた。

                   

 
   備考 :

​    (1) 貝原益軒   (1630~1714 )   江戸時代の本草学者・儒学者。​

                      著書< 養生訓 >で、健康な生活の暮らし方について解説。

     (2) ​謝国権​      (1925~2003  )   産婦人科医師。奈良林祥、ドクトル

                       チエコと並ぶ、日本の性医学評論家のパイオニア。

​    (3) キンゼイ報告   アメリカの性科学者アルフレッド・キンゼイが1948年に​

                        発表した、人間の性行動に関する報告書       

 


 =========================




​​​​​​​​ 尚、本章を含め第6章からの内容につき、映倫から公開差し止め命令が

 ありました。言論の自由への弾圧行為として、筆者は最高裁に提訴し、

 現在法廷にて係争中。

 

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Last updated  2019.03.21 12:48:08
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