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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:いつも隣に音楽を♪
もし小川俊彦さんとの出会いがなければ、このアーティストのこのアルバムに手を出すことはひょっとしたらなかったかもしれません。 アンバートン『バイマイセルフアローン』 アンバートンはオランダのジャズシンガーで、70年代にはそうとうな人気があったようです。 僕のようなJAZZ門外漢が彼女のアルバムを探し出したのには理由があります。 それはこのアルバムで小川俊彦さんが半分の曲でピアノを担当なさっているからです。 小川さんが亡くなって以来、小川さんの参加したアルバムを出来る限り聴いてみようと思い立ち、少しずつアルバムを集めているのですが、このアルバムもそのひとつでした。 アンバートンといえば、『ブルーバートン』『バラードアンドバートン』が有名のようですが、僕はこのアルバムから彼女を知ってある意味でよかったと思っています。 このアルバムはアンバートンが二度目の来日公演の際に、日本人ミュージシャンを使って録音したアルバムです。 参加メンバーはそうそうたる面子で、ベースは稲葉国光、ドラムは小津昌彦、サックスは宮沢昭、ギターは中牟礼貞則、そしてピアノは佐藤允彦、そして小川俊彦さんです。 僕はジャズボーカルにあまり詳しいわけではなく(というか、ジャズに詳しくないので)、ビリーホリディやサラボーン、ヘレンメリルなど自分の好きなアーティストの関連作品としてボーカルものをこれまで聴いてきましたが、そのどれとも違うあっさりとして情感深いアンバートンのうたいっぷりにはちょっとびっくりしました。 「あっさり」として「情感深い」って、なかなか両雄並び立たない気がしますが、ここではまったく嘘みたいに、二つの表現がとてもうまく混ざり合ってんです。 それには訳があるようです。 アンバートンは歌詞をかなり重視していて、歌詞の意味を理解しないと歌わないという姿勢を貫いていたようです。 例えいい曲であっても、歌詞がいまいちであれば歌わないということなのでしょう。 そういう姿勢がこのアルバムにはよく現れているような気がします。 このアルバム(LP)は歌詞対訳がありますが、じっくりと歌詞を味わいながら歌を聴いてみたいなぁと思うアルバムです。 また、このアルバムで僕がとても気に入っているのは「オーマイホワットアイシェイム」「バースディソング」なのですが、この曲は二つともドンマックリーンが作曲したものだそうです。 ドンマックリーンで調べてみるとマドンナがつい数年前ヒットさせた「アメリカンパイ」の作者だそうです。 ドンマックリーン、いい曲書きますね♪ 小川さんから始まって、アンバートン、ドンマックリーン。 次々といろいろなアーティストに興味をもつようになるということはとても幸せなことだなぁと思います。 次はいったい、だれにつながっていくのだろう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.20 22:25:03
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