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カテゴリ:はっちゃけ!楽しい課外活動
家族の不幸のためにDCから実家のシカゴに戻ったアメリカ人のクラスメイトCから電話がかかってきた。
「頼みがあるんだけど・・・・」 話を聞いてみると、訃報を聞いて夫婦で急いで家を飛び出してしまったために、猫のエサまでは用意したけれど、三匹の金魚のことをすっかり忘れてしまっていたというのだ。 一日最低一回はエサをあげないと金魚たちが死んでしまう。 できたらDCに戻るまでの一週間、毎日アパートまで行ってエサをあげてくれないか、というのだ。 彼のアパートまでは車で高速使って片道20分くらいの距離である。 私の方も秋・春学期ほどではないと言え夏学期の授業もとってるし、正直しんどいミッションだなと思った。 しかし、他ならぬCの頼みである。 ジャマイカ出身のアメリカ人であるCは私の過去の日記でも、花火大会に一緒に行ったり、ピクショナリーを教えてくれたクラスメイトとして度々登場している。 学期中は統計や会計のケーススタディを明け方まで一緒にやった戦友なのである。私のつたない英語を忍耐強く聞くその姿勢には本当に助けられている。私が話すスラングは全てこの男のせいと言っても過言ではないだろう。 というわけで彼のアパートに向かった。 アパートの暗証番号、カギの隠し位置は電話で聞いたとおりであった。 ドアを開ける。 見慣れた猫、tigeress(ノリ的にはトラ子?)が出迎える。 部屋の電気はつけっぱなし、FMラジオもついていた。 「そんなに急いでたのか??」 と思いつつも、三匹の金魚にエサをあげ、蛍光灯とラジオもオフして引き揚げようとした。また明日くるべかな。 まてよ。 この金魚とエサをうちに持ち帰れば一週間もここに通わなくて済むんじゃないか? 幸い彼らは大きな金魚鉢にではなく、一匹ずつ小さいプラスチックケースに入っている。 そのことを彼に電話してみたら 「その手があったか!!頭いいな!頼んだ!」 ということだったので、早速行動に移すことにした。 3匹のVIPを車の助手席に注意深くエスコートして準備オッケー。 しかし、電灯とラジオについては 「ネコが寂しくならないようにするため」 わざとつけていたとのことである。 「甘やかすな(笑)!」とツッコミを入れておいたが、再度つけるために引き返した・・・。 帰り道。 こんなに慎重に運転したのは、国際免許が切れてからこっちの免許を取るために受けた実技試験以来だろうか。 なんとか部屋まで連れて来て、C夫婦に現着報告。 「I'm in debt to you!!!」(恩に着るぜい!!) と、ものすごく感謝された。 「気にすんな!でも喜ぶのはまだ早いよ!俺は動物飼ったことないんだから。一週間後に無事再会できることを願っていてくれ・・・・」 OK guys, it's time to feed! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/06/29 08:23:59 AM
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