よしなしご利根

我々夫婦がずっとお世話になっていた、ご近所にお住まいのＩ御夫妻の送別会があった。

Ｉさんは私の通うＤＣの大学のツーリズム専攻の大学院をご卒業され、日本の政府系の観光推進機関に務められることになったのだ。


送別会はいわゆるサプライズパーティだった。

シナリオはこうである。

Ａ夫妻がＩ夫妻をディナーに誘う。

場所はＡ夫妻のアパート（７階の部屋）。

４人でのディナーと思うＩ夫妻が現地到着。

Ａ夫妻はいかにも４人で食事をするようなテーブルセットまで
用意する仕掛けっぷり。

そこで外から大きな声が！

７階の窓から外をのぞくと、そこにはＩ夫妻を待ち受けバーベキューをしている数十人の人だかり。

我々の驚かせっぷり、Ｉ夫妻のとぼけた（？）驚きっぷり、全てが調和した素敵な会だった。

実行委員長のＲさん、Ａ御夫妻、お疲れ様でした！

こんなにたくさんの人が集まるのも本当にＩ夫妻の人徳だよなあ。


外のＢＢＱから中のパーティールーム、そしてＡ夫妻の部屋と場所を変え、気付けば夜中の３時になっていた。

ＢＢＱの場所取り班・料理の仕込み班として午後３時に出動した我々夫婦も気付けば12時間もそこに滞在していたのだ。

Ｉ御夫妻とのしばしの別れはもちろん寂しいが、この送別会でも私にとってたくさんの貴重な出会いがあった。

繰り返す出会いとお別れ。

そのたびに成長していく自分でありたい。